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紬「ごめんね… 今までのお菓子全部、韓国製だったの…」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/16(日) 15:21:37.58 ID:o1EQJ/YC0




律「!?」

唯「!?」

梓「!?」

サンジュ「」ニヤリ

紬「ほんとにごめんね……」

唯「う う う」

唯「うわぁあああん」

律「ゲボロロロロロロ」

梓「死んでやるデス!」

ひゅーん グチャ

紬「ごめんね…」




澪「おい どういうことだ」


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[ 2014/07/23 01:51 ] SS けいおん | TB(0) | CM(0)

唯「すたーりんぐらーど!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:28:43.09 ID:8GyyigUj0 [1/18]
~1942年5月某日 ヴォルフスシャンツェ(狼の巣) 東プロイセン~

一同「ハイル・ヒトラー!!!」

ハインリヒ・ヒムラー「ハイル・ヒトラー!......クルーゲ元帥、中央軍集団の戦況はどうかな?」

クルーゲ「ま、まあ去年の冬のモスクワでの失態を挽回するために必死になっておるわ」

ヒムラー「そうかそうか、凍傷で死にかけた者も多いとか...だが今にその戦線から移動することになろうよ」

クルーゲ「!? どういうことかね?ヒムラー君」

?「総統はソビエトの南方に打って出る計画を立てておられます」カツカツカツ

ヒムラー「おいでになったな、国防軍の新米少将殿が...」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:29:43.79 ID:8GyyigUj0
唯「今年から将官を拝命いたしました、ユーイッヒ・フローネン・ヒラー少将です!どうぞユイとお呼びください!」

ハインツ・グデーリアン「女みたいにひょろいな、そんなんじゃソ連の大地でヘタばるぞっ!ハハハ」

唯「だ、大丈夫ですっグッちゃん隊員!」

グデーリアン「何ぃ!?ワシはドイツ国防軍第4軍司令官、ハインツ・グデーリアン元帥だぞ!」

ヒムラー「まあまあ、そう怒らずに...バイエルンの田舎者らしいので、多少の粗野はお許しを、ねっ?」

グデーリアン「で、戦場で軍団の指揮は執れるのかね?」

唯「ごめんなさい、執れません!」

ゲルト・フォン・ルントシュテット「やれやれ、なんでこんな脳無しの若造を総統は送りたもうた...」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:30:54.63 ID:8GyyigUj0



ヒムラー「お、私の副官のヘルマン・フェーゲラインだ。”ブラウ作戦”の作戦地図を持ってこさせた」

唯「ぶらじゃーさくせん?」

ヒムラー「”ブラウ”だ。日本語で”青”という意味だ」

唯「あはは、あたしギムナジウムでも士官学校でも最下位だったんで......てへ!」

一同「............」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:32:08.68 ID:8GyyigUj0

フェーゲライン「こちらです、ウクライナ・カフカース・南ロシアの地図になります」

クルーゲ「ふうむ、改めてみても広大だな」

ヴィルヘルム・カイテル「だいたいどのくらいの兵数が必要かね、諸君」

フェードア・ボック「130万かそれ以上」

カイテル「補給は大丈夫なのかね?」

ヘルマン・ゲーリング「我が空軍の輸送機を見くびられるのか?1年分のザワークラウトを送るわっ!ハハハ」

唯「わぁーそんなにたくさんのザワークラウト、食べきれないよぉー」

?「フフフ、相変わらず唯は可愛いなあ...諸君、作戦決行は6月28日だ、同盟国にも連絡せよ」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:34:01.82 ID:8GyyigUj0
一同「ハイル・ヒトラー!!!」

アドルフ・ヒトラー「第三帝国の生存圏拡大は我らの目標!スターリンの亡骸をベルリンに持って帰るのだ!」

ヒトラー「唯、君は新たに結成させた武装親衛隊師団を率いて、ヴィルヘルム・リストやフリードリヒ・パウルスと進撃せよ」

唯「あいあいさー!」

ヒトラー「とりあえずスターリングラードは落とせ。冬までに。必ず。奴の名を冠した工業都市など廃墟にしてしまえ!!!」

一同「了解しました!命に代えましても!ドイツへの変わらぬ忠誠と名誉!ハイル・ヒトラー!!!ジーク・ハイル!!!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:36:25.62 ID:8GyyigUj0
~1942年6月上旬 ハンブルク~

少女たちは今日も勤労奉仕活動のために造船所へ赴くのであった......
ヒトラーユーゲントの少年たちの隊列を横目に小走りで......


?「ま、まってくれよー、フライデぇー、ハンナぁー!ドラキュラとか魔女とか怖い話はイヤなんだよぉ......リッツ?」グスン

律「立てよ~ミヒャエンデ、ミオちゅわん」

澪「律?馬鹿にするなよっ」ゴツン

律「痛いな~ 心配してやってるのにぃ」

澪「ほ、本当ぅ......?ありがと......な...律」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:38:03.78 ID:8GyyigUj0
ミヒャエンデ・ハンナ・ライスナー...彼女は生まれも育ちもハンブルク、父は教師で母は家政婦をしている、ごくごく普通の中流家庭の娘だ。
かわいい髪飾りをつけながら路地裏を歩く姿は、ユリの花にもたとえられていた。

アイネリッツ・シュルツ・シュレディンガー...ハンブルクの下町生まれのやんちゃ娘、近所の悪童どもとつるんで大人を困らせている。
ただ、幼馴染の澪にはとってもやさしい、心の綺麗な女の子。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:40:47.57 ID:8GyyigUj0
~しごとば!~


「貴女もSSに志願しよう!女性隊員求む ~ 武装親衛隊 第39SS装甲師団クリームヘルト ~」


澪「武装親衛隊かぁ、かっこいいな」

律「SSでございますわよ、さすが制服フェチのみおちゅわんお目が高い!」

澪「私みたいな臆病なアーリア人でもドイツに貢献できるのかなぁ」

律「澪?」

澪「私......入隊する!」

律「ば、ばか、女の子はおしとやかにしてろっつの!淑女なんだから淑女!」

律「戦争行ったら血がドバーッと首がスパーーーッと! あ......」

澪「......律、覚えてる?お兄ちゃんのこと」

律「澪......そういえばお兄さん......」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:42:20.16 ID:8GyyigUj0
澪の兄は1年前、クリミア半島のセヴァストポリ要塞を列車砲”ドーラ”で破壊する作戦に従事していたが、敵狙撃兵の凶弾に倒れた。


澪「なにが社会主義だ...なにが共産主義だ...ソ連なんて潰してやる、スターリンなんて殺してやるぅ!」

律「難しいことはよくわかんないけど......あたしも澪と一緒に入隊するよ、戦おう一緒にな」

澪「うっ......律......ありがとうなっ」グスン

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:45:41.88 ID:8GyyigUj0

愛国心に燃える美少女たち...その姿をありとあらゆるプロパガンダで宣伝してきた
ナチスでさえも、澪の私怨と彼女たちの友情にはかなうまい。

しばらくして師団編成命令が下ると、上官からはただこう告げられて、2人はドイツを
去った。

「行先は東部戦線のどこかだ、今年中には必ず帰れる」と。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:46:49.79 ID:8GyyigUj0
~1942年9月13日 スターリングラード~

ヒュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ..............ズドギュワァァァァァンンン!!!!!!

ガガッガッガッガッガガガッガガガッガガガガガガガッガガッガガガ!!!!!!

キュィイイイイーーーーーンンキキキキン!!!!!!

グモッチュイーーーーン!!!!!!

兵士A「澪ー!!!弾持ってこーーい!!!」

澪「いやだいやだいやだいやだいやだ死にたくない死にたくない死にたくないんだぁっぁぁあああ!!!」

兵士B「おい、MG42の銃身から煙だっ、水ぶっかけてくれ澪!!!はや キュィーン! ......くぅっ」バタッ ドバドバ

澪「ぎややっやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

兵士C「ママっパパぁあああああっうぐぅあああ!!!脚が!!!脚がああああんっつ!!!血があ血がっがっぁああ!!!」

兵士D「ババッバババッババババン!!! これで楽になれたかっ! どうせ救護所へ運んでもダメだったろうな」

澪「ひ....ひと.........人殺しぃぃぃぃいいいいいいい!!!あああっつああつうううっつ血があ血がななんあんんん.........うぐぇえあぶふっ」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:49:04.76 ID:8GyyigUj0
兵士D「み、澪おおおお!!!手榴弾だっ投げ返せ!!!」

澪「ひぇ...あっあああ」ポイ


ドガーン!!!!!!


兵士A&D「やったね澪!」

澪「ハアハアハアハアハアハアハアハハハハハハハハ...............ウエッ」

兵士A「見ろよ、ソ連のケダモノ共、四肢が吹き飛んでるぜっ」

兵士D「こいつらに小一時間も悩まされるとはな...クソッ!」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:50:41.92 ID:8GyyigUj0
澪「な、なあ兵士D、さっきはありが」パシュ

兵士D「?」ズババッババッビチョチャジョジュ ピューーーーー



澪「」

兵士A「...どうする?」

無線「<ピー ガガッガ ピー......Das auf ongen ist meine kanchen! Est inh sien reschtmongen 22 A , waffen SS und links ohne dich...」

兵士A「どうやら中央駅とヴォルガ湖畔のフェリー乗り場は我が軍が制圧したようだ」

澪「律...どこいったんだよぉ...」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:52:00.69 ID:8GyyigUj0
キエフの駐屯地から移送されたのは2か月前だった。澪と律は昼間だというのに黒煙に覆われた地獄へと放り込まれた。
味方のスツーカが蚊か蝿のような音を響かせながら急降下爆撃を繰り返す。ヴォルガ川には油と死体しか浮いていない。
信じられるだろうか、この廃墟と化した街に200万人を遥かに超えた兵士が昼夜を問わず戦っているということを。

澪は”ニーベルンゲンの指輪”の登場人物、クリームヒルトにちなんでつけられた新設のSS武装親衛隊に配属された。
カフカース地方を進撃しているあいだに88mm高射砲(通称アハトアハト)の新しい使い方を習得した。敵戦車に向けて撃つのだ。

律はどういうわけか、忽然と失踪した。誰も行方を知らない。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:54:32.08 ID:8GyyigUj0
~スターリングラード ドイツ軍司令部~

パウルス「唯君、もしやソ連は冬までこの瓦礫を死守して大軍を擁して我々を包囲し、ハメるつもりなのでは?」

唯「ちょっと待って、あと一個師団で1ダースなんだ」

パウルス「模擬戦闘模型で遊ぶなっ!」

唯「ちょっとエニグマ暗号機貸してっ」

通信兵「はい?」

唯「・・・---・-・・---・---よし、sdfhsfahwsdnfosdoofsdfhadfpvnsくぁwせdrftgyふじこlp」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:56:14.69 ID:8GyyigUj0
~ミュンヘンのヒラー家地下室~

妹のウイーネ・ディートリッヒ・ヒラーが家事を切り盛りしている。

憂「おねえちゃんからだ」

憂「なになに...暗号を置換して...”憂~アイス食べたいから送って~”」ウフフ

憂「お姉ちゃんったら///」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:58:04.15 ID:8GyyigUj0
パウルス「はい?何に使ってるんだおまえは!」

唯「でへへ///で、パウルスさん、もう一つ話ってぇ?」

パウルス「君に新しい副官を用意した、ノディカ・エンメル君だ」

和「よろしくお願いしますね」

唯「わ~い専属の部下だぁ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:59:15.42 ID:8GyyigUj0 [18/18]
和「少将、最近ドイツ軍の規律がたるんでいます!南ロシア全域で民間人虐殺75件、放火1263軒、強姦1873件、経済損失...」

唯「んーべつにいいよー、そんなことよりね、もうすぐ”そうとう”から”きんかしわば・けん・だいあもんどつき・きしてつじゅうじしょう”貰うんだ」

和「金柏葉・剣・ダイアモンド付騎士鉄十字章ですよ......っていったいどんな功績を!?」

パウルス「これまでにハンス・ウルリッヒ・ルーデルしか受勲していない伝説の...」

唯「そうとうが、せっかく12個用意したのに将校が役立たずばっかりだからあげる機会がなくって、一番かわいい私にくれるって!!!」

和「そうなんだ、じゃあ私前線に行くね」

唯「バイバーイ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:00:52.10 ID:+XA4ErDW0 [1/36]

~1943年1月1日明朝 スターリングラード製鉄工場前~

同志A「同志アズーニャ、寒くないか?」

梓「こ、この程度の気温なんて寒くないです」ギュ

同志B「強がらなくてもいいのよ、さあウオッカよ」

梓「スパスィーバです」ゴクゴックン

同志C「それにしても今年は特に雪が降るね...」

梓「街が死んだようです」

同志A「歌でも歌うか!いきます!カチューシャの唄♪」ラララー

一同「♪」ヒュルルルルルルルルル.............

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:02:18.08 ID:+XA4ErDW0 [2/36]
ドギュビュブウワワワワグユギュオドクグウウウヅオオオオンンン!!!!!!


ゲホフェホゲホゲホゲホ.....

同志A「生き...てる...か」

梓「同志A!私を助けるために...体を張って...」

同志A「...グフッ...ももし....戦争が終わっ....て、平和になったら.....エカテリンブルクのおっかあに....よろ...し...k」

梓「同志A!うっうううううう.... あっ!同志Bまで!な、なんて酷い.........」

同志B「ウラジーミル、おおウラジーミル......いとしい人.....あなたの....かた.....き....」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:03:28.07 ID:+XA4ErDW0 [3/36]
梓「同志Cっ」

同志C「こうなったら火炎瓶片手に強行突撃しかない」

梓「うん」

2人「いっくぞーーーーー!!!!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:05:46.76 ID:+XA4ErDW0 [4/36]
キュキュキュキュキュキュルキュルガッガガガ


梓「あの....音は?まさかパンツァー?」

同志C「うん、クソッここにT34があれば」

梓「あっ、ハッチが空いてます」

同志C「よし、おれがあのアパートに上って上から火炎瓶を投げ込むから、梓は小銃でひきつけてくれ」

梓「う、うん.......」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:08:18.30 ID:+XA4ErDW0 [5/36]
キュキュキュキュキュキュルキュル.................

パン!パン!パーァン!カチャガチャ....

梓「チッ.....ジャムった.....これだからソ連製は.....」

梓「いや、よく見たら鹵獲したワルサーP38だった....」

梓「オワタ」

同志C「うまーくキューポラ内に入ってくれよ」ヒョイ



ドグヮン!!!!!!!!!!


梓「キャーーーーーーーッ」


ブヮッボボボドギュビュボグドバーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

梓「やった」

梓「やったぁ///」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:09:52.22 ID:+XA4ErDW0 [6/36]
すいません、ちょっと風呂入ってきます

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:33:57.26 ID:+XA4ErDW0 [7/36]

梓「あっちへいってみましょう」

同志C「う...うん/」

梓「なんか...さっきのすごい共同作業でしたね」

同志C「あ、ああ...あのさ、あの、梓ちゃんっていいなずけとかいる?」

梓「え?田舎じゃないんだからいませんよ!私、こう見えてもモスクワっ子なんですよ」プン

同志C「はははごめんごめん...はぁ......ん?あれは?」

?「人民の意志の為に!すべては革命を守るために!ファシストを殺せ!」

梓「拡声器使ってるくせに棒読みです」

同志C「あれはチェカ(政治将校)だ、煽るための口と筆は達者だが、銃も撃てない連中さ」

梓「あ、名札の名前がみえます、”ヒメーニャ・イロコロフ”党中央委員会青年指導員、だそうです」

姫子「戦いなさい!祖国の為に!同志スターリンのためにも!」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:47:14.06 ID:+XA4ErDW0 [8/36]
~第二地区~

姫子「全赤軍兵士諸君、ただいまより突撃を行う!一歩も退くな!退けばこれすなわち祖国への裏切り...射殺する!」

ワイワイガヤガヤ

同志C「(神様...どうか家族と、仲間と、梓ちゃんをお守りください......)」

姫子「とつげきーーーーーーー!!!!!!!!!」


Ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:48:50.91 ID:+XA4ErDW0 [9/36]
すみません、これ43の前のです

姫子「戦える男は早く第二地区へ!縦列で前進!早く、所属なんてどうでもいいから100人単位で固まれっ!」

梓「すごい剣幕...ってねえ、同志C!?どこいったの?」

姫子「さあ、あなたもこっちへ来なさい!革命的闘志は何処へ行ったのか!?さあ突撃するのよ!」


ザクザクザクザクザクザクザクザクザク


梓「いっちゃだめぇぇー!!!」

同志C「また会おう」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:56:50.90 ID:+XA4ErDW0 [10/36]
ウラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

ババババババババババババババババババッバ(ドイツ軍射撃)


赤軍兵「もときた陣へ走って逃げるぜっ」
赤軍兵「うわー逃げろー!!!」
赤軍兵「ハッハッハァハァ.....え?」


姫子「のこのこと逃げ帰ってきた反革命の敗北主義者め!撃て!」


ダダダダダダダダダダッダッダッダッダダダダダ(ソ連軍射撃)



同志C「(さよ.....う......なら.....梓ちゃん.....いま母なるロシアに.........)」


シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン



赤軍は督戦という戦術を各所で行った。これは味方の士気を極限まで高めるためのものだったが、
実際にはかなり多くの赤軍兵士が督戦で死んだ。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:02:40.31 ID:+XA4ErDW0 [11/36]
~1943年1月3日 スターリングラード郊外の雪原!~

澪「死ぬ」

澪「このままだと確実に死ぬ」

澪「あ、足の指先の感覚がない」

澪「もしかして、今けっこうあったかい?」

澪「(誰に話しかけてるんだ私)」

澪「(師団の隊員はみんな戦死したし、隣の兵隊さんと最後に話したのは...そうクリスマス)」

澪「あ、兵隊さん腐らずに済んだみたい」

澪「凍ってる」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:06:28.96 ID:+XA4ErDW0 [12/36]
澪「意識が遠のく...」

澪「(駄目だ、いま寝たらソ連兵に何されるか...)」

澪「.....ううぅ」



~野戦病院~

?「大丈夫ですか?気づかれましたか?」

澪「むん...ううここは...病院?生きてる?」

?「先生!軍医様!兵隊さんが目を!」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:12:44.53 ID:+XA4ErDW0 [13/36]
軍医「どうれ...まあ順調な回復を見せとるよ、これも全部君のおかげだよ、ツィムギャーくん」

紬「は...はい///ありがとうございます!」

澪「あ、ありがとうはこっちの言葉です、本当にありがとう!」ウルウル

紬「はい!栄養失調と軽度の凍傷で倒れていたんですよ、雪原で救助されるなんて...キセキです!」

澪「わ、わたしミヒャエンデ・ライスナー、ミオって呼んでください」

紬「私はフローリア・ゲルトハルト・フォン・ツィムギャーです、ツムギでいいわよ」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:15:55.50 ID:+XA4ErDW0 [14/36]
澪「ええっ!まさかああああのツィムギャー製薬の!しかもフォンって貴族の名称!?」

紬「ええ、まあそうね」

澪「でで、でもあなたがほんとに看護婦さんでよかった...」

澪「つ、つむ、ぎ.....」グズッ

紬「よしよし...」ムギュ

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:20:36.88 ID:+XA4ErDW0 [15/36]
紬はしばらくベッドのかたわらで澪にやさしく語り続けた。
彼女はベルリンの高級住宅街から出たことがなかったということ、ナイチンゲールにあこがれて
従軍看護婦を目指したこと、ギムナジウムをトップで卒業し、ベルリン医大に進学したこと。
親のコネをいっさい使わずにツィムギャー製薬に就職したこと。

トレブリンカやマイダネク、ダッハウで医療助手をしていたこと、アウシュヴィッツでヨーゼフ・メンゲレ
という名医に師事していたこと。澪にはそれらの聞きなれぬ地で紬が何をしていたのかなど知る由もない。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:24:44.28 ID:+XA4ErDW0 [16/36]
>>51
独ソ両軍とも捕虜は捕ってたけど、お分かりの通り待遇はどっちも最悪クラス。
ドイツがソ連でウン百万単位で人殺したから、その復讐が怖くてみんなエルベ川以西に
にげて米英に降伏した。高級将校なんかみんなそうやって逃げた。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:29:24.20 ID:+XA4ErDW0 [17/36]
紬「そういえば最近、トラクター工場の戦場あたりでものすごい腕前のスナイパーがいるそうです」

澪「へぇー、ヴァシリ・ザイツェフってやつか?よく敵が宣伝してるが」

紬「違います、ドイツ軍のほうにいるんですよ、その名も」

澪「その名も?」

紬「リロードのリッツ」

澪「リロードの...リッツ!?」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:36:51.46 ID:+XA4ErDW0 [18/36]
~トラクター工場!~

梓「最近は赤軍が優勢です!」

梓「100万人もの援軍、強い意志、そしてなによりこの寒さ!」

梓「ざまあみろです!」

梓「あ、あれはチェカの...ヒミェーナさん、何してるんだろ」

姫子「工場の第二セクターは奪取した!あと少しだ!頑張れ!」

梓「なんとまあせいのでること」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:38:03.44 ID:+XA4ErDW0 [19/36]
ヒュッ


梓「ん?」

梓「あ」

姫子「...........」プルプルプル

バタッ

梓「音もなく、正確に頭を打ちぬいた......」

パァン

梓「いや、今音がしたってことは.......何ヤード離れてるんだっ!?すごい...」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:45:28.38 ID:+XA4ErDW0 [20/36]
~スターリングラードの臨時司令地下室!~

パウルス「唯君、もう限界だ、リストの軍集団を逃がすために今日まで耐えてきた」

パウルス「そしてもうカフカースにドイツ軍はいない...」

パウルス「このスターリングラード市内および市外は完全に倍以上の赤軍に包囲され」

パウルス「死者、負傷者、病人の数はおびただしい」

パウルス「泣き叫ぶ兵士も出てくるありさま」

パウルス「凍傷で手足を失い、空腹で即座に倒れるものもたくさんいる」

パウルス「なあ、ドイツ軍人は本来名誉ある野戦や要塞戦で雌雄を決する英雄ではないのか」

パウルス「これでは犬以下だ、なぜ兵士がアパートの1階と2階、隣の部屋を巡って半年も戦うのだ?」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:47:07.02 ID:+XA4ErDW0 [21/36]
パウルス「全権を委任されたものとして言う、降伏しよう」



唯「それは無理だよ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:57:45.26 ID:+XA4ErDW0 [22/36]
パウルス「?」

唯「ドイツ第3帝国の主権者は誰か」

唯「ドイツ国防軍および武装親衛隊の最高指揮権を持つのは誰か」

唯「全アーリア人種の栄光とゲルマン民族の未来を確約してくださるのは誰か」

唯「神にも等しい知恵と正義をもってユダヤ人を排除せんとする勇気ある方は誰か」

唯「私は誓った。必ずや総統の御意志を貫徹すると」

唯「私は退かぬ。鉤十字(ハーケンクロイツ)の旗はためくところ」

唯「私の総統に対する忠誠は何があっても揺らいではならんのだよパウルスくん」

唯「ハイル・ヒトラー」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:01:36.09 ID:+XA4ErDW0 [23/36]
通信兵「い、いやだ!お、俺は逃げる!死にたくない!」

唯「和、撃て」ニヤリ

和「Ja(ヤー)」タン!タン!

唯「うむ、ルガーの硝煙の臭い...朝のいれたてのコーヒーを思わせる」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:06:50.08 ID:+XA4ErDW0 [24/36]
パウルス「く、狂ってる...」

唯「確かに私は狂人かもしれぬ...だがこの街にいれば誰しもが狂人になるのだ」

唯「ニーチェ曰く、超人こそが理想の人類」

唯「私には総統が超人に思えてならんのだよ、元帥」

パウルス「部下の命を考えたことは?戦略の限界を顧みたことは?」

唯「ない、ドイツに同情や遠慮などいらぬ要素だ」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:10:49.54 ID:+XA4ErDW0 [25/36]
唯「それと、総統から直々に電文が来ている」

唯「絶対に降伏は許さない」

唯「私とパウルス上級大将を元帥に昇級させる」

パウルス「...」

唯「この街とともに滅べということさ」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:13:59.93 ID:+XA4ErDW0 [26/36]
~病院!~

紬「あとでお薬もってきますわ」

澪「ありがとう、ああそうだ、後方移送明日になったんだ」

紬「奇遇ですわ、私も明日ウイーンへ転勤に」

澪「なんだか鉄道ももうすぐ完全にストップするみたいだし、よかったよ」


ガタ


澪紬「誰?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:17:27.36 ID:+XA4ErDW0 [27/36]
律「じゃっじゃーん!律様のおかえりでーい!」

澪「りつぅ!」

紬「感動の再会ですわ!」


3人はその夜、お互いの苦労をねぎらいながら、昔話に花を咲かせた。
ちょっぴりお酒ものんで、ほろ酔い気分で律が切りだす。

律「じゃあそろそろ”狩り”に」

澪「また....会おうな、ハンブルクで」

律「おう!じゃな」


これが今生の別れになるとも知らずに........

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:20:03.25 ID:+XA4ErDW0 [28/36]
~病院の外!~

梓「特殊爆破任務.......肩の荷が重い」

梓「とりあえずあの建物を爆破すればいいんですね」

梓「(随分大きくて静かだけど...兵器庫かな?)」

梓「四隅に設置完了!」

3,2,1,0

ボガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:22:53.38 ID:+XA4ErDW0 [29/36]
梓「やったぁこれでレーニン勲章は私のものっ!」


チャキ


梓「え?」


律「てめぇかこのドブネズミ.......」グズッジュルンズズズ

律「てめぇのせいで澪は.................」

律「紬やお医者様や故郷に帰れるって願ってた負傷兵たちは!!!」

律「死んだ」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:25:37.89 ID:+XA4ErDW0 [30/36]

タァーーーン



私のこの一発で私のすべては終わった。もう、帰る故郷なんてどこにもない。
ここはドイツからはるか数千キロはなれた地獄に一番近い街。

私は、ソ連兵に投降した。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:32:36.88 ID:+XA4ErDW0 [31/36]
パウルス元帥は1月31日、ようやく司令部を出てシュミロフ中将に投降した。
その後ろには地平線まで続く、哀れな、ドイツ兵たちの列が雪原につらつらと
ならんでいたのであった。

唯元帥も投降した兵士に交じって歩いていた。

しかし、その姿は完全に白痴と化していた。ナチズムの幻影に一生を捧げんとして
殉じえなかった、哀れな末路であった。

唯元帥は戦後までシベリアの強制収容所で労働させられていたというが、ある朝看守が気付いた
時にはもう首を吊っていたそうだ。壁に指をかみちぎって書いた文字があった。


「総統万歳、ドイツ万歳、そして憂、早くアイスを」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:35:59.60 ID:+XA4ErDW0 [32/36]
~シベリア!~

律「はっ、はなせよ!気持ち悪いんだぁよっ!」

赤軍兵「いいじゃねぇかよ、ドイツのねえちゃんだぜぇ」

赤軍女兵士「ふん、こういう女狐みてると虫唾が走るんだ、犯しな」

律「いやああああああああああああああ!!!」

赤軍兵「うへへへへへ」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:39:00.76 ID:+XA4ErDW0 [33/36]
律「臭ぇんだよぉお前ら!」

赤軍女兵士「このクソ女!オラオラ!」ガッガッバキ

律「あっ....痛い....くっ」

赤軍兵「ぬへへへへ戦争終わっても帰れねえなんてかわいそうだねぇ、温めてやらあ」

?「待ちなさい!あなたたち、それでも革命の闘士なの?」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:43:28.72 ID:+XA4ErDW0 [34/36]
赤軍兵「ア、ど、同志アカーネスカヤ!」

赤軍女兵士「アカーネスカヤ!」

律「?」

茜「あたしの名前はアカーネスカヤ・イリイチ・ハラジョフ、極貧の身から赤軍の女英雄になったの」

茜「革命によって実現するのは男女の平等、女性を乏しめる行い、断じて許さないわ」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:48:05.17 ID:+XA4ErDW0 [35/36]
茜「敵といえど、彼女はもうすでに過酷な罰を体験した」

茜「いわれのない性暴力や虐待は倫理にもとる、自己批判しなさい!」

赤軍兵「ご、ごめんなせぇ」

赤軍女兵士「ふん、やっぱりドイツは嫌い!」

茜「さあ、人数はぐんと減ってしまったけど......この最果ての地、流刑地から故国へ」

茜「新しいドイツがあなたを待ってるのよ」

律「......友人が、ボリシャビキに....ごめんなさい....殺されたんです」

律「生きる意味なんてない」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:52:43.02 ID:+XA4ErDW0 [36/36]
茜「それは私たちも同じよ、ドイツに攻め込まれてことごとく壊された」

律「..............」

茜「あなたはスターリングラードという地獄で一度死んだの」

律「よく私生き延びれたよな...」

茜「互いを憎しみ合うよりは、愛し合いたいものよ、人間って」

茜「困難とはなにかを公園に住んでた私が言うのよ、正しいに決まってるじゃない」

律「.....そうだ、ドイツに帰ろう、あのうるわしのドイツへ」



律「澪のいる、ドイツへ!」


―完―
[ 2012/07/09 15:48 ] SS けいおん | TB(0) | CM(0)

律「よぉ、秋山」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 23:22:50.94 ID:ZhUiK/L3O [1/10]
律「おはよう」

澪「え……?いまなんて」

律「おはよう」

澪「今秋山って」

律「……?何言ってんだ?」

澪「き、気のせいかも!早く教室行こう」

律「あぁ」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:25:19.44 ID:ZhUiK/L3O


授業中


澪「あ、消しゴム落ちちゃった」

澪「律ー、とっt」

グシャッ

澪「え……?なんで踏んで」

律「グリグリ」

澪「り、律!それ私の消しゴム!」

律「あぁ……?ああ、ごめん気付かなくて

律「ほら秋山、投げるぞ」

澪「」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:27:07.51 ID:ZhUiK/L3O
>>5
ごめん違うw
すでにあったのか……うぎぃ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:32:32.31 ID:ZhUiK/L3O

澪「律……どうしちゃったんだろう……私なんかしたのかな……」

澪「授業が終わったら聞いてみよう」

キーンコーンカーンコーン

澪「り、律!ちょっといい?」

律「ああ。なんだ?」

澪「律、なんか怒ってる?」

律「どうしてそう思うんだ?」

澪「だって……朝からなんか変だよ?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:34:24.41 ID:ZhUiK/L3O
唯「なになにー?二人ともどうかしたのー?」

律「何でもないよ!澪が変なこと言うからさぁ」

澪「(あれ?戻ってる?)」

唯「澪ちゃんどうかしたの?」

澪「え、あ、いや、何でもない!気のせいだったみたい!」

律「もー、澪は天然だなー」

澪「………………」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:36:59.99 ID:ZhUiK/L3O
部室

紬「今日のおやつはカステラですよー」

唯「うわああい!カステラkstr」

唯「うんめええええええええええええええええええええ」

律「おいしゅうございますねー」

唯「ねー」

澪「…………」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:41:06.27 ID:ZhUiK/L3O
>>13
そういってもらえるとありがたい



梓「澪先輩?なんか元気ないですね。どうかしたんですか?」

澪「えっ?あっ、そ、そんなことないよ!」

律「さっきからどうしたんだ?熱でもあるのか?」

唯「ええ!?大丈夫!?」

澪「大丈夫だよ!昨日夜更かししすぎて疲れちゃったのかも。今日は早めに帰っていいかな?」

律「なら私も帰るよ。澪一人じゃ心配だし」

梓「なら律先輩、澪先輩に付き添ってくれますか?」

律「澪のお守りは私に任せろ!」

澪「も、もう!子供じゃないんだから!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:43:01.45 ID:ZhUiK/L3O
帰り道

律「…………」
澪「…………」

澪「(なんか気まずいなー……)」

澪「(二人きりになるとすごい無表情になってるような……)」

澪「り、律。昨日のドラマ見た?」

律「んー?昨日はテレビ見なかったから」

澪「あぁ、そうなの……」

律「それより体調はどうなんだ?一人で家まで帰れるか?」

澪「大丈夫だよ。ありがとう」

律「そっか。じゃあ私こっちだから」

澪「また明日な!」

律「じゃあなー秋山」

澪「」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:46:22.88 ID:ZhUiK/L3O
澪「ちょっ、え?待って!」

律「ん?なんだ?」

澪「今あたしのこと名字で呼」

律「ごめん!見たいテレビあるんだ!じゃね!」

澪「…………」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:54:57.27 ID:ZhUiK/L3O
次の日

澪「お、おはよう、律」

律「よぉ秋山」

澪「…………」

律「どうしたんだ?早く行こうぜ」

澪「……て」

律「何?」

澪「もうやめてよ!!!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:02:25.49 ID:aRbTrRf+O [1/23]
ID変わったかな

律「何大声だしてんの?うるさいよ」

澪「あたしに不満なことがあるならはっきり言えば?何でこんなことするんだよ」

律「……二人になれるとこに行こうか」

澪「はぁ?ここで言えばいいだろ」

律「嫌ならいい」

澪「えっちょ待って!行くから……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:09:28.37 ID:aRbTrRf+O [2/23]
学校 女子トイレ

澪「トイレ?なんでこんなとこに……」

律「澪、こっちこい」

澪「(あれ?澪?)え、個室?トイレしたいなら早くしてきなよ」

律「さっさと来いよ」

澪「…………何?」

ガッ!

ジャポン

澪「!?」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:13:50.73 ID:aRbTrRf+O [3/23]
>>27
うわあああみんなの前で名前呼びになるとことか丸かぶりじゃん
これやめたほうが

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:24:11.59 ID:aRbTrRf+O [4/23]
ありがてえありがてえ

澪「ぐっ!?ぶくぶくぶくぶくぶく」

律「ぷっ」

ガバッ

澪「ぷはぁっ!?はぁ、はぁ」

律「ふふ……」

澪「り、律!?なにす」

ジャッパーン

律「あはははははははははははははははははははははは!!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:35:27.57 ID:aRbTrRf+O [5/23]
澪「うぐっ!?な、なに?なんなの?!」

律「ぎゃははは!そんなんじゃ授業出れないなァ!」

澪「……!」

パッシーン

律「痛っ……なにすんだよ」

澪「……うぅ……ひっく」

律「なんだよ泣いてんのか?ふふふふ」

澪「な、なんでこんなこと……!うぅ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:45:16.09 ID:aRbTrRf+O [6/23]
律「お前のせいだろ?お前が彼氏なんか作るから……」

澪「……え?」

律「じゃあ、授業はじまるから」

澪「な、何いま……」

律「じゃあな」

澪「…………」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:54:19.25 ID:aRbTrRf+O [7/23]
澪「彼氏?彼氏なんかいないし……」

澪「いたとしても何であたしが便器に顔つっこまれなきゃなんないんだよ!」


一方教室

唯「りっちゃん遅かったねー澪ちゃんは?」

律「知らない」

唯「なにしてるんだろ?授業はじまっちゃうよ」

紬「昨日体調悪かったみたいだし、休みなんじゃない?」

律「そうかもなー」


さわちゃん「はーい、席ついてー」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:03:13.86 ID:aRbTrRf+O [8/23]
律「(澪大丈夫かな……ちょっとやりすぎたかも……)」

律「(でも澪のあんな表情は私しか見たことないんだろうな……ふふ)」

ガラッ

澪「…………」

沢「え?あ、秋山さん!?どうしたの!?びしょ濡れじゃない!」

澪「遅れてごめんなさい!水溜まりに突っ込んじゃって」

沢「雨なんか降ってたかしら……?まぁいいわ。タオル貸すから席について」

律「…………」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:13:32.08 ID:aRbTrRf+O [9/23]
澪「律」

律「なんだよ?何で私にいじめられましたーって言わなかったんだ?」

澪「授業が終わったらちゃんと話しよう」

律「話すことなんかないし」

澪「屋上で待ってるから」

律「……勝手にすれば」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:29:34.68 ID:aRbTrRf+O [10/23]
屋上

律「で、秋山さん?何を話すことがあんだよ」

澪「説明してほしいんだけど」

律「説明?」

澪「なんであんなことしたの?」

律「それはお前が……私以外の誰かと……」

澪「?」

律「み、見たんだからな!この前男と歩いてるとこ……!彼氏が出来る前に私に相談するって約束したのに!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:40:12.51 ID:aRbTrRf+O [11/23]
澪「ちょっと待って!あたしに彼氏なんかいないし!」

律「嘘だよ。あんなに仲良さそうだったのに」

澪「見たっていつのことなの?」

律「先週の土曜日」

澪「……土曜?」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:51:51.22 ID:aRbTrRf+O [12/23]
澪「その日なら制服のサイズを調整しに行ってたはずだけど……」

律「あぁ。だから男と行ったんだろ?」

澪「いや、その日はお母さんがいなくて父親と……」

律「え?」

澪「…………」

何にも思い付かない

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:01:54.24 ID:aRbTrRf+O [13/23]
バイオレンスなりっちゃんが見たくてつい後先考えずスレたててしまった
安価してその通りに書いていい?

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:09:15.75 ID:aRbTrRf+O [14/23]
律「じゃあ勘違いだったのか?」

澪「勘違いで済むとでも?」

律「彼氏いないんだな?」

澪「ずっとそう言ってるでしょ!」

律「わかった」

澪「?」

律「私に同じことしろ」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:23:25.50 ID:aRbTrRf+O [15/23]
数時間 律の部屋

律「今日一日私が澪の言うことを聞いたら許してくれるんだな?」

澪「ああ」

律「何すればいいんだ?」

澪「まず……はい」

律「手錠?」

澪「そこのベッドに繋いで」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:29:38.59 ID:aRbTrRf+O [16/23]
律「……え?ベッドじゃないとダメなの?」

澪「早くしないと許してあげないぞ?」

律「う、うん。わかった……」

律「こんな感じでいいの?」

澪「おっけー、台所借りるね」

律「?」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:33:29.82 ID:aRbTrRf+O [17/23]
律「まさか切腹とかじゃないよね……澪は血が苦手だしそれはないか」

澪「おまたせ」

律「……水とスポイド?何?」

澪「えいっ」

律「ひゃっ!?」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:43:31.15 ID:aRbTrRf+O [18/23]
律「ひゃっ!?何?なにこれ?」

澪「砂糖水だ!」

律「えっ何で砂糖水……ひゃあああ首に垂らすのやめ」

澪「首ベタベタになれ!」

律「くそっ……首はやめろ!」

澪「ペロッ」

律「!?*#*/¥$%○」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:51:22.46 ID:aRbTrRf+O [19/23]
澪「あまっ」

律「はぁ……はぁ……」

澪「ペロペロ」

律「うぁ……っ!やめ」

澪「あまっ」

澪「ペロペロペロペロ」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 02:57:12.87 ID:aRbTrRf+O [20/23]
律「ああああああああああ」

澪「よーし、こんなもんか。これくらいで許してやってもいいけど」

律「…………で」

澪「え?」

律「やめないで……お願い」

澪「」

律「みお……」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 03:06:54.05 ID:aRbTrRf+O [21/23]
澪「り、律……これは何か違う気がす」

律「澪ぉ……」

澪「しょうがないなー」

ポトッ

律「ひゃあああ」

澪「ペロ」

律「んぅ!」


弟「なにやってんの?」

澪・律「」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 03:16:16.78 ID:aRbTrRf+O [22/23]
弟「…………失礼しました」

澪「待って違うんだこれは」

律「ああああああああ」

澪「しょうがない、律」

律「え?」

澪「結婚しよう」

律「え」

澪「ペロッ」

律「ひゃああああああん!?」



[ 2012/07/09 13:43 ] SS けいおん | TB(0) | CM(0)

澪「すいっち!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:40:38.12 ID:oIUHgp+O0 [1/8]
一介の女子高生が

指先一つで世界を滅ぼす力を持ったら どうなるだろうか


「え・・い、今 何て言いました?」

「ボタンです。見ておわかりの通り」

「いや そうじゃなくて・・それを押すと・・・」

「隕石が降ります。小惑星が降ります。何なら太陽でも構いません」

「そんな滅茶苦茶な・・・」

「とにかく、押せば地球は砕け散るでしょう。これを差し上げます」

「要りません!」

「いえ、是非受け取ってください」

「な、なんで私が・・・」

「未来の会議で このどうしようも無いボタンは過去の人物に渡せと決定したもので・・・」

「何がなんだか・・・」


秋山澪は 超凶悪大量破壊兵器を手に入れた
―――――――――――――――――――――――


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:42:40.07 ID:oIUHgp+O0
―――――――――――――――――――――――

彼女は登校中 見知らぬ老紳士に出会った

今時日本で見かけるファッションではないが、きっと悪い人では無い

話しかけられた時そう思ったが

しばらくして 世界を滅ぼすボタンをくれたので

多分悪い人だったのだろう

少なくとも

良い人はそんなボタンをくれない


親指サイズの小さな円盤に突起が付いている

これを押したら地球の未来に明日は無い らしい

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:45:54.95 ID:oIUHgp+O0
しかし老紳士は去り際に言ったのだ

「因みに 私の言ったこと、嘘かもしれませんので」

「え・・・?」

「と思わせて、本当かもしれません。何にせよ あまりいたずらに押さないように・・」

嘘かもしれない でも 本当かもしれない

ヒントのような 嫌がらせのようなその台詞は

彼女を一層混乱させる






ボタンを丁寧に丁寧に持ちながら

震える足で学校へ向かう

例え嘘の可能性を孕んでいようと 

これはいくらなんでも、危険性が高過ぎる

くしゃみのはずみにでも押して 地球が崩壊しました では

笑い話にもならないのだ

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:49:39.25 ID:oIUHgp+O0
校門まであと少しのところで

「おーい澪!」

「うわっ!?」

親友の田井中律が背中を強く叩く

危ない

危なすぎる

肝を冷やすどころか 凍結してしまいそうだ

今 バランスを崩していたら

この親友にも明日は来ないところだった ・・多分

とにかく地球の運命を一人で抱えていたくないので

この元気少女に説明をして あわよくば助けを求めよう

そもそも、こんなこと信じてもらえるか怪しいものだが・・・

「つまり、これを押すとみんな死んじゃうんだよ!」

「へー おもしろーい」

棒読みだった

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:53:35.61 ID:oIUHgp+O0
つまりは、まったく信じて無いとみえる

何度真剣に説明しても へらへら笑いながら

「ま、澪はそういうのに弱いもんなー」

などと言いながら全く聞く耳を持たない

しかしそれは

仕方ないと言えば仕方ないし

澪自身 老紳士の言葉を100%信じているわけではないので

怒る気にもならなかった

それでもこのボタンは怖くてたまらないが



部活の時間になり

他の部員にもこのボタンのことを教えてみる

これが拳銃や毒薬だったら 教師や警察に相談したいところだが

隕石を落とすボタンは流石に話す気にならないのだ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:55:09.90 ID:oIUHgp+O0
秋山澪の所属する軽音部には 部員が5人と1匹しかいない

彼女とその親友の田井中律 

マイペースな平沢唯と社長令嬢の琴吹紬

後輩の中野梓にスッポンモドキのトンちゃん


正直 世界の命運について語り合うには

些か頼りないメンバーではある

しかし

友人が特別多い訳でない彼女にとっては

これが最も信頼できるコミュニティだった

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:59:35.13 ID:oIUHgp+O0
澪が事のいきさつを伝えると 平沢唯が目を輝かせる

「凄いね澪ちゃん・・これ、絶対押しちゃダメだよ!」

丸っきり完全に信じ切っている それこそ当事者の澪よりも

何故か楽しんでいるようだが


「・・・でも、『押すな』って言われると 逆に押したくなるのよねぇ」

琴吹紬は ボタンが特別なものであることは否定しないが 何か裏があると踏んだようだ

正直 これが一番それらしい


「そんなものおもちゃに決まってます!大体、未来人って設定が怪し過ぎますよ」

中野梓は全否定した

常識的な人間ならこうなるんだろうな と思いながらも

澪は少し肩身が狭かった


律は先程のように笑って相手にしようとしない

「ほーら 落としてボタン押しちゃうかもしれないぞー」

と脅かしたりもするが はっきり言ってそれは洒落にならない

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:02:38.47 ID:NvaPLqgY0 [1/13]
「なんでこんな物渡したのかも気になるけどさ、わざわざ『嘘かもしれない』って言う必要はあるのかな・・」

澪は言う

押させたくないものを渡すなら そんなややこしいことを言う必要は無いだろう

「じゃあホントは押させたいんじゃないんですか?澪先輩の苦手な びっくり箱みたいな仕掛けで・・・」

「・・や、やっぱりそうなのかな・・・」

「そうかもしれないし、渡した人もはっきりした情報を知らないのかも・・・?」

そんな曖昧な認識で こんな物騒な物を人に渡さないで欲しいものだ

自分なら

無責任に誰かに渡すことはできないだろう

「いたずらに押すな ってことは やっぱり押すとタイヘンなことになるんだよ!」

「でも地球破壊って いたずらに押すな じゃ済まされないんじゃ・・・」

「じゃあ押せって事だよ。さぁ澪、勇気出せー」




その後もケーキを頬張りながら

老紳士の意図について語るが 全くもって答えが出てこない

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:03:35.29 ID:oIUHgp+O0
埒が明かず

澪が話題を変える

「とりあえず押さないものと仮定して これはどこに置いておけば・・」

捨てるわけにもいかず

しかし家に厳重な金庫のような 絶対安全な場所があるわけでもない・・・

と思った所へ 社長令嬢の顔が目に入る

「ムギ、家に良い金庫あるかな・・?」

「えぇ、ナパーム弾でも壊れないのはあるけど・・・」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:07:29.74 ID:NvaPLqgY0 [2/13]
流石は流石

超お金持ち 当然金庫は持ってるか

「でもいいの・・?その人、澪ちゃんを選んで渡したのよね?」

その言葉によって

今度は何故 老紳士が澪を選んだのかという疑問が出てくる

偶然か それとも何か理由があってのことか

しかしそれについて考え出すと また延々と議論する羽目になり

疲れてしまった彼女はそれを避け

素直に琴吹家の金庫を利用することにした

律が勿体無いと渋っていたが 最早そういう次元の代物では無い ハズ

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:09:40.75 ID:NvaPLqgY0 [3/13]
翌日

友人の金庫にボタンを納め 

わけのわからない責任から解放された澪は 上機嫌で登校する

普通の授業に 落ち着いた昼食

そして平穏な部活動と洒落こもうとしたが

そうは問屋が卸さなかった

部室に着き 何気なく鞄を開くと

ころり

小さななにかがこぼれおちた

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:13:08.87 ID:NvaPLqgY0 [4/13]
見覚えのあるそれは 突起を上にして床に着地する

「あれ?」

「み、澪ちゃんそれ・・・」

間違い無い 昨日紬に預けたハズのボタンだ

「な、なんで私の鞄の中に・・・」

それを見た紬は 慌てて自宅に電話をかけ

金庫の中身を確認させた

「え、無くなってる!?誰も入ってないハズよね・・?」

どうやら 持ち主のところに帰ってくる仕組みらしい


「意地でも私に決めさせるのか・・」 

無茶苦茶だ

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:15:44.27 ID:NvaPLqgY0 [5/13]
「てか澪の鞄に入ってたのに、気付かなかったのかよ」

律が言う

確かに気付かなかった 単に見落としていただけだろうが

下手をすれば、知らぬ間にボタンを押していたかもしれない

そう思うと背筋が冷える

「ひょっとしたら既に何回か押してて 何も作動しなかったかもしれませんよ?」

「その線もあるんだよなぁ・・もう勘弁してくれ・・・」

その後もこのボタンについて話し合う

老紳士は押して欲しくて渡したのか

嫌がらせの為に押しつけたのか

ただのおもちゃなのか

実は押すと『ハッピーバースデー澪!』のような垂れ幕が降ってくるかも・・


やはり

女子高生のティータイムには手が余る

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:20:31.70 ID:NvaPLqgY0 [6/13]
唯がボタンを水槽に近づけ 後輩に問う

「さぁトンちゃん、コレを押すべきかな・・?」

皆諦め半分で見つめていたが

水中で漂う「トンちゃん」は

こくり とうなずいた・・・ように見えた

「おぉー 流石はトンちゃんだねぇ・・・」

「え・・ちょ、ちょっと待て・・!」

まさかまさか

うなずいてしまった 押すことになってしまった


これで世界が終わったら それこそ一週回って笑い話だ

「しょーがないだろ澪、なんせトンちゃんが決めたんだからなぁー」

楽しそうに律が言った

だからこれは洒落にならないのだが・・

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:24:12.67 ID:NvaPLqgY0 [7/13]
議決 押す

これはもう動かない 

全員が注目の中 あの子はうなずいてしまったから

「じゃじゃじゃあ・・み、みみんなで・・押そう・・・」

声の震えが止まらない

手の震えが止まらない

足の震えが止まらない

部員を見てみれば 

最初からまるで信じていない梓と律は 全く動じていないようだ

紬は少し心配そうに 唯はヤケクソに笑いながら泣いてる どっちだ

「澪 大丈夫だって・・そんな半べそかくことじゃないぞ」

律はそう言うが まるで理解できない

そして遂に

その時が来た

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:28:25.21 ID:NvaPLqgY0 [8/13]
「3、2、1・・・」

カチ

ボタンは多少の反発力を感じさせつつも 割と柔らかいものだった

底まで押しこんだ音が聞こえたが

静寂        何も起こらない

「・・・・・はぁー・・」

一気に脱力する そして安心

どれだけ緊張したことか どれだけ悩んだことか

その結果が「何もおこらない」 

なんとも拍子抜けだ

「ほらやっぱり、タダのおもちゃですよ」


それは確かに良かったのだが、謎も多く出る

老紳士は何故これを渡したのだろうか

せめて何らかの効果があるなら まだしも

何もおこらないというのなら 何故・・

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:32:22.71 ID:NvaPLqgY0 [9/13]
突然 部室に白い煙が広がる

その中から、例の老紳士が現れた

「おや、押したようですな。案外お早いご決断で・・・」

「あ、あなたは・・・」

「いやはや助かりました。そのボタンはもう必要ありませんので差し上げますよ」

勿論いらない

「なんで私にあんなものを・・」

「過去の人間からランダムで選んだ結果があなたでした」

色々な時代の 全人類からランダム

どれだけ運が悪いのだろうか

というか 運が悪かっただけか・・・

「なんだったんですか、このボタンは・・?」

「戦争です」

白い口髭の奥から 物騒な単語が飛びだした

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:37:26.40 ID:NvaPLqgY0 [10/13]
「先程まで、私の世界では大戦争中でした。勝者はまさに『世界の覇者』となる世界大戦です」

「そ、それが・・どういう関係で・・?」

「これらの国々は全て完全な拮抗状態、不毛な持久戦に持ち込まざるをえなかった・・」

部員は皆ポカンと口を開けている  何が何だか

「このままでは仕方ない ということで 国家間で賭けをすることになりまして」

「賭け・・って まさか・・・」

「はい。あのような意味深な言葉で 彼女は何日以内にボタンを押すのかと・・・」

耳を疑った

いくらなんでも そんな決着の付け方は無いだろう

戦争の放棄か

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:39:06.00 ID:NvaPLqgY0 [11/13]
老紳士は苦笑しながら言った

「ランダムに番号を選ばせてもよかったのですが、やはり決めるまでに いくらか悩んで貰いたいらしいのですな」

酷い話だ 

コレがオチか

戦争などという重い重いモノの結果を 

ゲームなんていう軽い軽いモノで決める

まるで軽い気持ちで押せば良かったのか 

しかし決まるのは死者を巻き込む重い結果だ

そして彼女達は

「おや・・5人も集まって決めてもらえるとは 中々大きな論争があったようですな」

「あ・・いや・・・それが・・・」

「トンちゃんが・・・」

スッポンモドキの裁決により 

未来の覇者を決めてしまったのだった

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 00:41:23.10 ID:NvaPLqgY0 [12/13]
「まさか・・このスッポンに決めさせてしまったのですか・・!?」

老紳士は見たことの無いような顔をした

「信じられないことを・・・あなた達からしたら、世界がかかってたのですよ・・?」

「で、でも・・・」

唯が反論する

「おじさん達だって じょしこーせーに決めさせちゃったんだよ!」


このまま時が経てば

女子高生かスッポンモドキが世界の覇者になる




かもしれない



終わり
[ 2012/07/09 11:43 ] SS けいおん | TB(0) | CM(0)

唯「皆私のこと嫌いになっちゃったのかな…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:34:15.84 ID:7OD7nol10 [1/62]
唯「うわぁ…」

桜が満開の季節。
桜高の音楽室に私たちはいた。

唯「りっちゃん隊員!」

律「ああ…私達、ここで出会ったんだよな…」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:36:25.52 ID:7OD7nol10 [2/62]
遠い目をしているりっちゃん。

既に泣き崩れている澪ちゃん。

どうしたらいいか分からずに見上げるだけのあずにゃんに、

ニコニコしている紬ちゃん。

2年ぶりだったかなぁ。

私たち放課後ティータイムは、卒業記念に行ったライブで小さなレコード会社に見初められ、HTTとしてインディーズデビューして以来、爆発的なヒットを連発。武道館ライブも一ヶ月後に控えていたんだ。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:39:53.54 ID:7OD7nol10
廊下を慌ただしく走る音がしたと思うと、一人の女の人が入って来た。

そう、私たちにとって、他の誰より恋しかった人―――。


唯「さわちゃん!!」

途端に泣き崩れる人影が増えた。

さわ子「ちょっとみんな辛気臭いわよ!せっかくの再開なんだから…もっと……グスッ…もうっ!」

梓「ヒグッ…先生だってぇ…泣いてる…じゃないですかぁ…」

さわ子「だってぇ…だってぇ…」

私達はその日、母校の建校記念に演奏しに来ていたんだぁ~。


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:43:01.94 ID:7OD7nol10
―――あのHTTが帰って来る。
桜高はそれはもう大騒ぎだったよ。


こうどう!


澪「ひぃぃぃぃ…」シュー…

紬「あらあらあらあらまあまあまあまあ」

律「ったく…何年経っても澪のそれはなおんねえな…」

唯「でも澪ちゃん結局はきちんとやるよね~」

梓「流石は澪先輩です」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:47:42.41 ID:7OD7nol10
律「梓、このスーパー美少女も褒めてくれ」

梓「はぁ…」

梓「…」

梓「褒め所が見つかりません」

律「酷いっ!」

梓「大体もう少女って歳でもないでしょう?」

律「唯~!梓がいぢめる~!」

澪「ププッ…」


りっちゃんは昔から空気を和ませる事が得意だ。

澪ちゃんなんて彼女に何度救われたか分からない。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:51:52.94 ID:7OD7nol10
澪「ここここんにちは。ほほ…放課…あ、いやHTTでふ」

あぁもう…しょうがないなぁ澪ちゃんは…

澪「に…二年ぶりに…帰ってきましたっ!」

澪「私達が学生時代に作った曲です…聞いて下さい…ふわふわ時間!」


手拍子に合わせて演奏が始まる。相変わらず走り気味だけどパワフルなりっちゃんのドラム。そんなリズムに合わせて、澪ちゃんのベース。空気を切り裂くように鋭いあずにゃんのギター。変幻自在の紬ちゃんのキーボード。
そして…私と、ずっと大事にしてきたギー太の音色。

あぁ…やっぱりバンドはいいな…最高だよ。
この時間がずっと続けばいいのに…

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:55:40.07 ID:7OD7nol10
ジリリリリ……


唯「はっ」

唯「…」

唯「夢かぁ…懐かしいな…」

とりあえず身を起こす。ここはニューヨークの高級ホテルの一室。

唯「みんなぁ…朝だよ…起きて!」

律「ムニャムニャ…うるせぇ…」

澪「もう少し寝かせろよ…」

唯「今日はヤンキースタジアムでライブでしょ…起きてよ…」

いつもこうだ。私が起こさないと誰も起きない。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:00:19.40 ID:7OD7nol10
れすとらん!


澪「シェフ出せやゴルァ!」ガシャーン!

澪「私はミディアムレアを頼んだんだよ!」

澪「なのに何だこいつは?」

シェフ「申し訳ございません申し訳ございません」

唯「……」

澪「火が通りすぎてんだろうが!肉も焼けねぇのかここのシェフはよぉぉぉ!!」

ブワッ!ドガッ!パリィィン…

唯「み…澪ちゃん…落ち着こうよ…」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:06:07.02 ID:7OD7nol10
梓「唯先輩は黙ってて下さいよ。それとも何ですか?あの糞マ○カスシェフをかばうんですか?」

唯「いや…そういうわけじゃ…」

紬「じゃ黙れや」

唯「……うん…」


さっき見た夢は、大体今から3年位まえの事だ。

思えばこの頃からだった…私たちの音楽が変わっていったのは…


澪「みんな聞いてくれ」

律「おっ、何だ?やっと彼氏が出来たか?」
澪「いやっ…そんなんじゃ…///」

梓「先輩可愛いのになんで彼氏出来ないんですか?もう二十歳じゃないですか」

澪「私は…その…」

紬「あらあらあらあらまあまあまあまあ」

澪「だぁ!もう!新曲を作って来たんだよ!」

唯「待ってました!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:14:03.36 ID:7OD7nol10
―――――――――――――
 「winds so crazy」 作詞  秋山 澪     
(Aメロ)
黒に染まった風が その扉を叩く
急げ時間はない もうここには何もない

時間の悪戯ってのは いつも残酷でエグい
儚さに酔いしれて もう目が離せないだろ? 
(Bメロ)
お前のその小さな胸を つかんで離さない
幻想はここに置いてけよ 迎えが来たぜ
(サビ)
It's blowin'winds so crazy お前の涙が見たい
汚い地図をひろげて 欲望に素直になれ
It's blowin'winds so crazy それに襲われて
しがない一人の男が 今夜もまた吠える


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:16:09.01 ID:7OD7nol10
律「……」

唯「……」

紬「……」

梓「……」

唯律梓紬(らしくない!!!)

澪「ど…どうかな…」

律「なんつーか…何があった!?」

澪「えっ…だ…駄目?」

紬「…いえ…」

梓「めちゃめちゃカッコイイです!」

唯「う…うん」(私はちょっとこういうの苦手だな…)


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:22:36.44 ID:7OD7nol10
どうやら澪ちゃんは家にあったモトリー・クルーのアルバムに影響されたらしかった。

それからというもの、澪ちゃんはどんどん激しい歌詞を書くようになった。

その歌詞に感化されて、紬ちゃんもハードな曲を付けるようになり、りっちゃんもあずにゃんもそっちの方向にめきめき上達。

曲のクオリティはどんどん高まり、HTTは完全なるハードロックバンドへと変貌を遂げたのだった。


梓「あぁ!食った食ったです!」ゲプッ!

唯「あ…あずにゃん、ゲップなんてはしたないよ…」

梓「うっさいんですよ」

私は、ハードロックが嫌いだ。
皆を変えてしまったから。
私の大事な仲間を。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:28:07.25 ID:7OD7nol10
>>そう

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:30:04.24 ID:7OD7nol10
律「食後の一服、一服」スパー

律「おい!酒持ってこいや!酒!」

律「早くしろや!ぶっ殺すぞコラ!」

唯「…」


中でもりっちゃんは本当に酷い。

いつでもお酒とタバコの臭いが凄いし、

両方ともとっくに中毒状態になっているのに、

「あたしに指図すんなよ」なんて言って。

止める気なんてさらさらない。


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:38:42.00 ID:7OD7nol10
やんきーすたじあむ!


澪「よぉてめぇら」

澪「相変わらずブッサイクな面しやがって!吐き気がするぜ!」


澪ちゃんのMCはいつもこんなだ。


澪「んじゃ一曲目行くか」スパー

澪「耳糞かっぽじって聞けや!「"Welcome to the ファンケル"!」


曲名を聞くなり観客が盛り上がる。

曲頭のあずにゃんの鋭いソロが轟く。

デビュー当初こそ酷評も散々だったが

私だってプロだ。練習を積み重ね、今では世界を代表するギタリストの一人になった。


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:43:41.34 ID:7OD7nol10
澪「ヒャッハー!ここらでイカレてて最高のメンバーを紹介するぜ!」

澪「ギター担当…唯!」

唯「……」ギューン…ガガガガギュイーン

客「唯様最高!」

客2「あっ…あうあぁぁ!!」

客3「ちょっ…潮吹くなよ!」

紬「まあっ…まあまあまあっ…」


…違う…

…私がやりたいのは…

こんなことじゃ無いのに…

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:47:43.26 ID:7OD7nol10
ほてる!


律「いや~今夜もクレイジーな夜だったぜ」

梓「潮吹きが伝染してスタジアム中水浸しでしたね」

澪「紬の公開オナニーもサイコーだったぜ」

紬「私一人で百人分の潮を吹いたからな」

律「おい酒が足りねぇ!」

ウェイター「は、はい只今…」

唯「…」

梓「…」チラッ

梓「唯先輩…どうかしたんですか?いつになくブルージーですね?」

唯「みんな…」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:50:55.07 ID:7OD7nol10
唯「私…HTTを脱退したい!」

澪律梓紬「!!!」

唯「みんな…みんな変わっちゃったよね…」

唯「おかしいよ!ステーキの焼き具合が気に入らなくて皿を投げ付けたり…」

唯「ライブ中にオナニーしたりコウモリ食いちぎったり生肉投げたり」

唯「りっちゃんはお酒とタバコ止めないし」

律「………」

唯「澪ちゃんは悪口しか言わないし」

澪「fuck!」

唯「紬ちゃんはどこでもオナるし…」

紬「まぁっ!…っ!」ビクンビクン!

唯「あずにゃんなんて薬物やってるよね?」

梓「ばれてましたか…」

唯「悪いけど私、もうこんなバンドには居られないよ…」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:56:37.97 ID:7OD7nol10
バキッ!!

唯「っ…!」

澪「つまんねぇファッキンメス豚だな」

唯「でもっ…」

梓「辞めたきゃ辞めろよ」

律「まぁでもただじゃ止めさせねえけどな」ドガッ!

唯「!!」バタン!

紬「調子付きやがって!オラッ!」バキッ!

紬「オラッ!オラッ!」バキッ!ゴスッ!

澪「金属バット持ってきたぜ~」

唯「ガクガクブルブル」

澪「心配すんなよ。流石にこれで殴ったりはしねぇよ」

澪「そのかわり…」

澪「脱退するんだろ?じゃこのギターはもういらねえよな…?」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:01:08.57 ID:7OD7nol10
唯「…!止めてっ!」

紬「うるせぇよ(笑)」ガスッ!

唯「っ…!…お願い…それだけは」

澪「ヒャッハー!Fuckin'MonkyBabys」

バギィィィン…!

その一瞬が永遠のように感じられた――

唯「…あぁ……あっ……」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:09:16.55 ID:7OD7nol10

私の大切なギー太。

お金は全て紬ちゃんに返した。

今までずっと私の側にいてくれた。

でも。

私とギー太の大切な時間を。

そしてなによりHTTのメンバーとしての友情を。澪ちゃんはバットで打ち砕いた。




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:10:39.35 ID:7OD7nol10
澪「Oh!サイコーだぜぇ!」ブンブン!

律「ヒャッハー!」バキッ!ドガスッ!

梓「澪先輩クールです!」パリィィン…

紬「キマシタワー」ゲシゲシ


…ようやく気付いた。
金属バットを振り回している黒髪も、私を殴っているカチューシャも、グラスを投げているツインテールも、ギー太の残骸をけっている沢庵も…

唯「もうずっと前から…友達なんかじゃ無かったんだ…」


――私は、意識を手放した。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:12:59.26 ID:7OD7nol10
気がついたのはそれから20分程後の事だった。
皆は既に居なくて、ホテルの人が後片付けをしている。

唯「……」

あれ?何か違和感?

唯「あの…」

従業員「何だよ」

やっぱり。

唯「皆はどこに行っちゃったのですk」

従業員「知るかよ」

―――そうか。
私はもうHTTじゃないんだ。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:17:13.54 ID:7OD7nol10
ロックスターじゃ無くなった私に、世間は凄まじく冷たく感じられた。
大体、あれだけ好き放題暴れてたら、裏で嫌われるのも仕方ないよね。

従業員「チッ」

憂「お姉ちゃん!!」バタン!

唯「あっ…憂……」

憂「うっ…うぅ…お姉ちゃ…」ダキッ

唯「…うぅ…ヒッグ…」


私にとって、最高の仲間だった。
一緒にお話して、遊んで、お茶して、音楽をやる。ただそれだけの、最高の友達。

―それなのに、私に残ったのは、友達だった彼女達への怒りだった。


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:20:57.57 ID:7OD7nol10
唯「…ねぇ憂…」

唯「…私、皆を許さない…」

憂「…!!」

唯「私と…バンド組んでくれない?」

こうして私達はメンバー集めを始めた。

唯「ギターと、ドラムにベース…」


憂がキーボードだ。


憂「三人捜すんだね?」

唯「うん。とびっきり超絶技巧のロックスターにしよう。皆に負けないくらい」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:26:02.79 ID:7OD7nol10
いっかげつご!

私は、ギー太の代わりにギブソンのフライングVを買って、ギー助と名付けた。

HTTは、私の後釜に超有名なギタリストを据えた。リッチー…えと…ブラックなんちゃら…

憂「お姉ちゃん、ギター見つかったよ!」

唯「本当!?名前は?腕前は?」

憂「えっとね…h…」
ガッシャーン!!!!

勢いよくドアが開くと、一人の少年が入って来た

唯「……えっ…」


…………

?「ちゃーう」

唯「」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:32:09.42 ID:7OD7nol10
憂「紹介するね。えと…苗字は忘れたけど…イクラ君だよ」

イクラ「ほふぉ~う」

唯「…あの…子供…?」

イクラ「ちげぇよ。乳揉みちぎるぞ」

唯「!?」ガビーン

憂「まぁ個性は強いけど実力は確かだから…ね?」

唯「よ…よろしくね…?」

イクラ「ちゃーう!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:38:09.83 ID:7OD7nol10
オランダ オレンジアリーナ


澪「てめぇらぁ~!!」

客1「わぁ~~澪様~!俺を殴ってくれ~」
客2「きゃぁぁ~~~紬様~~!今日はどんな体液を(略)」

澪「よく来たな…ようこそ地獄へ!!」

澪「んじゃ一曲m…」

澪「」

律「…どうした?」

澪「…おいそこのファッキン男…」

客「ひいっ…」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:45:15.31 ID:7OD7nol10
澪「なんで唯のシャツなんて着てんだよ!脱げ!今すぐ!」

紬「まぁまぁまぁまぁ」プシャー!

梓「本当どんだけ潮吹くんですか…」ハァー


にゅーよーく!


憂「お姉ちゃん、ドラム見つかったよ!」

唯「おぉっ!どなたですかな?」

タラ「わたしだ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:52:02.54 ID:7OD7nol10

唯「き…君は…」

憂「紹介するね、磯野タラヲ君だよ」

唯「よろしくね!」

イクラ「まふぅぅぅ!」

タラ「やってやるですぅ~」

憂「あれ?デジャウ゛…」


イタリア ローマ・オリンピコ


澪「貴様らぁぁぁ!」

梓「澪先輩ってワンパターンですよね」

律「オラオラオラ!」ドラーム

客「出た!律様の膣圧ドラミングだ!」

紬「あらあらあらあらあらあら」プシャー


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:56:26.56 ID:7OD7nol10
にゅーよーく!


憂「お姉ちゃん!新し(ry」

唯「本当!な(ry」

ジョ「あ、ここでいいんすかねぇ~?」

唯「!!!」


本当に驚いた。


唯「憂…私…この人知ってる…」

憂「ふふっ…驚いたでしょ?だって彼は…」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:03:21.10 ID:7OD7nol10
ジョ「ジョン・レノンっすぅ~チョリッスぅ~」ジョ-ン

タラ「良く言えば現代風と言った所だろうか」

イクラ「メボンヌルス」

唯(以外とチャラいな~)「よ~し!」

唯「やっとバンド結成だね!……」

唯「がんばろ―!!」

憂・タラ「おー!」

ジョ「チョ――!」

イクラ「メンプル」

憂(メンプルて…)


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:09:19.36 ID:7OD7nol10
いっしゅうかんご!


ジャジャーン…

憂「ふう…何とか間に合ったかな…」

タラ「指がジンジンするのだ…」


今日はレコーディング。なるべく早くデビューしたかった事もあって、何と結成から一週間。

憂「じゃあまず…ドラムからだね!」

イクラ「はっふぉーい」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:18:25.89 ID:7OD7nol10
~♪ドラーム

唯(ちょっと変わってるけど…やっぱり上手いな~…)

唯(あ…もう終るな…クライマックスだ…)

~♪ダンダンバカスカドラーム………ダン!
イクラ「みんなおっぱいもげろ!」

唯「!!!(´Д`)ガビーン」

唯「なぁ~にをしとるかぁ~!!!」

イクラ「セフィロスイパーイ」

唯「じゃねぇだろぉぉぉ!!」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:27:17.36 ID:7OD7nol10




憂「まあまあお姉ちゃん」

憂「それはそれでいいんじゃない?」

タラ「わたし達はハードロックバンドであるのだからな」

唯「えぇ~……まぁいいや…次はベースだね」

ジョ「はいはいチョリチョリ」


~♪

唯(何でジョン・レノンがベースやってんだろ…)

~♪ベンベンボボン

唯(でも上手いんだよな~…)

~♪ボボボボ…

ジョ「……1+1はぁ~…」
ジョ「チョリ~~~ッス!」ブイッ

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:33:11.67 ID:7OD7nol10
唯「」チラッ

憂「……」コクッ


ミュンヘン・オリンピアシュタリオン

澪「全員殺ぉぉぉぉす!!」

紬「あらあらあらあら!」プシャーシャンシャン

客「出た!紬様の水圧キーボード!」

ヌチャー……

梓「…ゴキブリホイホイに引っ掛かってしまった」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:41:22.87 ID:7OD7nol10
いっしゅうかんご!


憂「デモテープが出来ました!」

……ジャジャチョリースジャジャジャジャオッパイモゲロ!

唯(どうしてこうなった)

憂「これで売り出すよ!あとは待つのみ!」

タラ「松の実を待つのみ…といったところか」





85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:49:37.57 ID:7OD7nol10
唯憂イクラ「」

ジョ「SATYでバラ肉大売り出しっすわ~」ペラペラ


いっかげつご!


唯「……」

唯「何で…ミリオン…?」

憂「ふふっ…放課後追試天国の底力だねっ」

放課後追試天国とは、私達のバンド名だ。略してHTT。


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:55:24.55 ID:7OD7nol10
憂ジョンタラ「わーわー」ヤンヤヤンヤ

イクラ「あまふぇい(ライブな。一週間後にさいたまスーパーアリーナだ)」

唯(なんか伝わってきた!)ガーン!

憂「わーい!高いシャンパン!」

タラ「ヴィンテージワイン…といったところか」

ジョ「歩伏前進チョリース」ズルズル

唯(あのジョン・レノンが歩伏前進を!)ガビーン


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:02:02.55 ID:7OD7nol10
いっかげつご!


さいたまスーパーアリーナ


唯「HTTのライブへ…」
唯「HTTのショーへ…」
唯「HTTの世界へ…」

唯「ようこs」

イクラ「おっぱい!もげろぉぉぉ!」

客「わあぁぁぁぁ!」

客「イクラ様ぁぁぁ!」

ジョ「燃えるっスわ!チョリー―ス!」

客「死んだんじゃなかったのかぁぁぁ!」

タラ「君達のハートに…タイタニックダイブ…ってか?」

客「」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:05:54.61 ID:7OD7nol10
唯「いや…意味わかんない」

唯「一曲目!爆乳サティスファイ!」

客「ワァ―――!」


律「…」


がくや!


憂「大成功だったね!やったね!」

唯「うん!楽しかったよ!やっぱりこうでなくちゃね!」

イクラ「カマイタチイタイイタイ」ザクッザクッ

タラ「私の父親もきっと見てくれたってか?」

ジョ「タラさんそうだったんスか~」


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:09:12.95 ID:7OD7nol10
ガチャン!バ――ン!


全員「!?」ビクッ!

澪「よう」

唯「」

憂「…何しに来たんですか…いえ…」

憂「何しに来やがった!」クワッ

律「な~んでもねぇよぉ~」

律「ちょっとライブを拝んでやろうと思ってなぁ」クスクス

憂「っ!…てめぇぇぇ!」
ガシッ!

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:13:22.46 ID:7OD7nol10
唯「待って憂…」

憂「お姉ちゃん!…でもっ!」

唯「いいから…」ズイッ

律「…久しぶりじゃねぇか唯…少し痩せたか?」クスッ

唯「…」

律「チッ…シカトかよ」ヘラッ

バチィィィン!!

律「っ……」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:19:08.97 ID:7OD7nol10
唯「私ね…」

唯「すごくショックだったんだよ。」

律「だろうな」

唯「皆のこと…大好きだったのに…それなn」

ガチャッ

ジョ「さっき剃ったのに~♪」

ジョ「アオヒゲチョリチョリ~♪」ジョリジョリ

唯律「」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:23:58.28 ID:7OD7nol10
憂「とことん空気読めねえのな」

律「…まあいい」

律「聞けばこのバンド、あたし達に仕返しする為に組んだらしいじゃねぇか…」

唯「…」


律「ケンカ、しようぜ」


律「一週間後…武道館で対バンだ…」

律「どうだ…?」

唯「…答えなんて聞かなくても分かるでしょ…?」

律「…ハッ!楽しみにしてるぜ?」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:32:42.97 ID:7OD7nol10
それから一週間、私達は死に物狂いで練習した。指の皮がなんども破れた。
他の皆も必死に頑張ってくれた。
ドラムスティックを何本も折って。
白い鍵盤を赤く滲ませて。
ベースの太い絃を切って。


ぶどうかん!


憂「いよいよだね…」

唯「うん…」


学生時代、皆と夢見た武道館。

HTTとして暴れ回った武道館。

そしていま、そのみんなに、復讐するんだ。

私たちの方が上だって分からせてやる。

さあ…いくz

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:36:58.80 ID:7OD7nol10
ジョ「俺の母校wikiってたらぁ~、著名な卒業生のとこにAV女優がいたんすよ~」

…(´Д`)

タラ「準備万端と言ったところか?」

イクラ「フルーチェ(燃えるぜ)」

憂「よし…よし…」


ほうかごてぃーたいむさいど!


紬「お茶にでもしようぜ」

澪「待ってたぜ!」

律「おっ、今日はシュークr」

梓「アースジェット焚いたのだれだぁ!」ブクブク


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:42:30.14 ID:7OD7nol10

ほんばん!


唯「HTTの世界へようこそ!」
澪「HTT死の淵へようこそ!」

客「2大HTTの共演だ!」ワァ―――――

澪(先手必勝だ)「いくぜ…sweet dead music!」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:48:20.54 ID:7OD7nol10
―――――――――――
      Sweet Dead Music
          作詞作曲 秋山 澪
(Aメロ)
時は怠惰に流れ 誰も彼も流されてゆく
甘美な日常 堪能している間に
背後に忍び寄る異形の爪
(Bメロ)
部屋の明かりは消え 暗き漆黒の世界
己の名前も分かるまい
(サビ)
かくも弱き生物よ 人間
黒き瞳より 逃れることは出来ぬ
己の運命を 気の済むまで呪うがいい
笑みに力はなく 拳の感覚はない
Sweet…Dead…Music…

――――――――――――――

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:54:16.29 ID:7OD7nol10
客「ワァ―――――!」モリアガリッ


この曲は…彼女達の代表曲だ。
ダブルミリオン…信じられない記録を残している。

唯「負けちゃらんない!こっちも行こう!安い(と書いてチープな)魂と共に」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:00:29.65 ID:7OD7nol10
――――――――――――――
      安い魂と共に
          作詞作曲 平沢 唯
(A)
「もうここに用はない」
なんて言って出ていった
羨望の人影に 明日を見た

ホントは僕だって
華やかになりたいんだ
なのに明日も明後日も
相変わらず空はGRAY
(B)
いかに永く 待ち望んだとして
ホントに価値があるものは
そこらへんに転がっちゃいないのだ
(サビ)
Open the door 空に手が届く
指に感じるのはどんな感触?
待ってくれ すぐに行くから
己と共に 飛び込んでゆく
埋もれるまで cheepなsoul!

――――――――――――

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:06:21.98 ID:7OD7nol10
客「こっちもすげぇ!!」

澪「やるなあいつら…」

律「こうなったらテクで勝負だ!」

律「膣圧ドラミング!」ドラーム

ジョ「なんのっスわ―。」

ジョ「秘技・光速ドラミング!」

ズダダダダダダダダダダダダダダダダ

律「なにぃっ…んっ」ドラーム

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:11:50.97 ID:7OD7nol10
客「128分音符だと…」

客「考えてみると膣圧ドラミングってエロいだけでたいしたことないような…」

客「なんか音変だしな」

紬「まずいっ…水圧キーボード!」プシャーシャンシャン

憂「死ねっ。お姉ちゃん大好キーボード!」ダイスキ-ダイスキーダイスキーダイスキー

客「…な…なにぃ~!」ワァ―――!

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:16:57.38 ID:7OD7nol10
紬「キーボードに触れていないだ…と」

梓「かくなる上は…触角ギター!」ギャウン

イクラ「ジャトウカワジリ(時刻表ギター!)」シュッパツシンコーウ

客「時刻表でギターを弾いているぞ!」

客「あれは別に凄くないな」

客「そうだな」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:21:56.50 ID:7OD7nol10
澪「おらおらぁ!てめぇら全員地獄に連れてってやるよ!」

澪「唯!こっちのステージに上がって来いよ!」

唯「上等だよ!今ここで!ケリをつける!」

客「ワァ――――!」

澪「フン…久しぶりだな…」

唯「…そうだね…」

澪「さて…そろそろ勝負を決めようぜ…」

澪「なぁ…てめぇらぁぁぁ!」

客「わぁぁぁぁぁ!」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:27:34.72 ID:7OD7nol10
澪「…お前がけいおん部に入部してきたのが始まりだったっけな…」

唯「そうだね」

澪「私の考えている事が分かるか?」

唯「…うん」

澪「…じゃあ始めようか…ふわふわ時間!」


手拍子に合わせて演奏が始まる。

相変わらず走り気味だけどパワフルなりっちゃんのドラム。

そんなリズムに合わせて、澪ちゃんのベース。

空気を切り裂くように鋭いあずにゃんのギター。

変幻自在の紬ちゃんのキーボード。

そして…私と、ずっと大事にしてきたギー 太の…代わりに、ギー助の音色。


118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:30:25.31 ID:7OD7nol10
私は少なからず驚いた…こんなに憎み合って、罵りあっても…この曲は昔となにも変わらないのだ。

ただ一つ違うのは、メインヴォーカルが二人って事…

唯「いつも頑張る~」

澪「キミの横顔~」

ジョ「キミの鎖骨~」

憂「黙れ」

客「何だこれ…恥ずかしい…」ザワザワ



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:32:14.76 ID:7OD7nol10
それは、私が秋山をだいっきらいだっていうこと。

この…隣で歌っている身の毛もよだつようなクソブs…

あれ…おかしいな…

何で…何で…

私を殴ったのに…

澪ちゃんもりっちゃんも紬ちゃんもあずにゃんも…

唯(みんな…昔のまんまだ…)

唯(嫌いになんて…なれないよ…)


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:37:00.20 ID:7OD7nol10
澪ちゃんと目が合った。

澪「ドリームタイム下さい~」(……)

唯「お気に入りの~」(分かんない…分かんないけど)

唯「ふわふわタ~イム」(今までで1番楽しい…音楽だ)

ジャジャ…ジャジャ…ジャーン!

客「」

唯「…」

澪「……唯…」

唯「……ありがとう…」


124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:40:30.30 ID:7OD7nol10
唯「私…今までで1番楽しかった…」

澪「……」

澪「それは私達もだ…」

澪「思い出したよ…そして目が醒めた」

梓律紬「……」

澪「唯のこと…殴ってごめん……」

澪「唯のこと…罵ってごめん……」

澪「自分の気持ちがやっと分かったよ」

ジョ「トルコアイスうめえ~」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:43:34.89 ID:7OD7nol10
澪「皆…みん…な……唯が……唯が…」

律「大好きだよ!!」

あぁ…やっぱりバンドはいいな…最高だよ。

この時間がずっと続けばいいのに…




ジリリリ…

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:45:34.69 ID:7OD7nol10
律「あれ、何で今目覚ましが鳴ってるんだ?」

ジリリリ…

律「おっかしーな…故障かなー?」コンコン

澪「ん?どうかしたのか律?」

律「なんか目覚ましが鳴って止まらないんだよ」コンコン

梓「まぁ、高校時代からずっと使ってましたからね…」

紬「みんな~!お茶にしましょ!」

律「うはっ!待ってました!」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/24(土) 23:50:31.76 ID:7OD7nol10
澪「…唯?……お~いゆ~い~?」ブンブン

唯「はっ!ご、ごめんね~」

澪「何見てるんだ?アルバム?」

澪「懐かしいな。5年前に武道館で対バンしたときのか…」

澪「まぁいいや、早く来いよ!」

唯「…うん!」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/24(土) 23:51:49.19 ID:7OD7nol10
ねえ、あのころの私。

私は今、とっても幸せです。

ケンカもするし、嫌いにもなるけど、最後にはもっと、

前よりもっと皆が好きになれるから、心配しないでいいよ。



私は、アルバムをゆっくり閉じた。



明日は、武道館ライブだ。           


                      <完>
[ 2012/07/09 09:43 ] SS けいおん | TB(0) | CM(0)





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