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唯「皆私のこと嫌いになっちゃったのかな…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:34:15.84 ID:7OD7nol10 [1/62]
唯「うわぁ…」

桜が満開の季節。
桜高の音楽室に私たちはいた。

唯「りっちゃん隊員!」

律「ああ…私達、ここで出会ったんだよな…」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:36:25.52 ID:7OD7nol10 [2/62]
遠い目をしているりっちゃん。

既に泣き崩れている澪ちゃん。

どうしたらいいか分からずに見上げるだけのあずにゃんに、

ニコニコしている紬ちゃん。

2年ぶりだったかなぁ。

私たち放課後ティータイムは、卒業記念に行ったライブで小さなレコード会社に見初められ、HTTとしてインディーズデビューして以来、爆発的なヒットを連発。武道館ライブも一ヶ月後に控えていたんだ。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:39:53.54 ID:7OD7nol10
廊下を慌ただしく走る音がしたと思うと、一人の女の人が入って来た。

そう、私たちにとって、他の誰より恋しかった人―――。


唯「さわちゃん!!」

途端に泣き崩れる人影が増えた。

さわ子「ちょっとみんな辛気臭いわよ!せっかくの再開なんだから…もっと……グスッ…もうっ!」

梓「ヒグッ…先生だってぇ…泣いてる…じゃないですかぁ…」

さわ子「だってぇ…だってぇ…」

私達はその日、母校の建校記念に演奏しに来ていたんだぁ~。


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:43:01.94 ID:7OD7nol10
―――あのHTTが帰って来る。
桜高はそれはもう大騒ぎだったよ。


こうどう!


澪「ひぃぃぃぃ…」シュー…

紬「あらあらあらあらまあまあまあまあ」

律「ったく…何年経っても澪のそれはなおんねえな…」

唯「でも澪ちゃん結局はきちんとやるよね~」

梓「流石は澪先輩です」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:47:42.41 ID:7OD7nol10
律「梓、このスーパー美少女も褒めてくれ」

梓「はぁ…」

梓「…」

梓「褒め所が見つかりません」

律「酷いっ!」

梓「大体もう少女って歳でもないでしょう?」

律「唯~!梓がいぢめる~!」

澪「ププッ…」


りっちゃんは昔から空気を和ませる事が得意だ。

澪ちゃんなんて彼女に何度救われたか分からない。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:51:52.94 ID:7OD7nol10
澪「ここここんにちは。ほほ…放課…あ、いやHTTでふ」

あぁもう…しょうがないなぁ澪ちゃんは…

澪「に…二年ぶりに…帰ってきましたっ!」

澪「私達が学生時代に作った曲です…聞いて下さい…ふわふわ時間!」


手拍子に合わせて演奏が始まる。相変わらず走り気味だけどパワフルなりっちゃんのドラム。そんなリズムに合わせて、澪ちゃんのベース。空気を切り裂くように鋭いあずにゃんのギター。変幻自在の紬ちゃんのキーボード。
そして…私と、ずっと大事にしてきたギー太の音色。

あぁ…やっぱりバンドはいいな…最高だよ。
この時間がずっと続けばいいのに…

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 18:55:40.07 ID:7OD7nol10
ジリリリリ……


唯「はっ」

唯「…」

唯「夢かぁ…懐かしいな…」

とりあえず身を起こす。ここはニューヨークの高級ホテルの一室。

唯「みんなぁ…朝だよ…起きて!」

律「ムニャムニャ…うるせぇ…」

澪「もう少し寝かせろよ…」

唯「今日はヤンキースタジアムでライブでしょ…起きてよ…」

いつもこうだ。私が起こさないと誰も起きない。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:00:19.40 ID:7OD7nol10
れすとらん!


澪「シェフ出せやゴルァ!」ガシャーン!

澪「私はミディアムレアを頼んだんだよ!」

澪「なのに何だこいつは?」

シェフ「申し訳ございません申し訳ございません」

唯「……」

澪「火が通りすぎてんだろうが!肉も焼けねぇのかここのシェフはよぉぉぉ!!」

ブワッ!ドガッ!パリィィン…

唯「み…澪ちゃん…落ち着こうよ…」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:06:07.02 ID:7OD7nol10
梓「唯先輩は黙ってて下さいよ。それとも何ですか?あの糞マ○カスシェフをかばうんですか?」

唯「いや…そういうわけじゃ…」

紬「じゃ黙れや」

唯「……うん…」


さっき見た夢は、大体今から3年位まえの事だ。

思えばこの頃からだった…私たちの音楽が変わっていったのは…


澪「みんな聞いてくれ」

律「おっ、何だ?やっと彼氏が出来たか?」
澪「いやっ…そんなんじゃ…///」

梓「先輩可愛いのになんで彼氏出来ないんですか?もう二十歳じゃないですか」

澪「私は…その…」

紬「あらあらあらあらまあまあまあまあ」

澪「だぁ!もう!新曲を作って来たんだよ!」

唯「待ってました!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:14:03.36 ID:7OD7nol10
―――――――――――――
 「winds so crazy」 作詞  秋山 澪     
(Aメロ)
黒に染まった風が その扉を叩く
急げ時間はない もうここには何もない

時間の悪戯ってのは いつも残酷でエグい
儚さに酔いしれて もう目が離せないだろ? 
(Bメロ)
お前のその小さな胸を つかんで離さない
幻想はここに置いてけよ 迎えが来たぜ
(サビ)
It's blowin'winds so crazy お前の涙が見たい
汚い地図をひろげて 欲望に素直になれ
It's blowin'winds so crazy それに襲われて
しがない一人の男が 今夜もまた吠える


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:16:09.01 ID:7OD7nol10
律「……」

唯「……」

紬「……」

梓「……」

唯律梓紬(らしくない!!!)

澪「ど…どうかな…」

律「なんつーか…何があった!?」

澪「えっ…だ…駄目?」

紬「…いえ…」

梓「めちゃめちゃカッコイイです!」

唯「う…うん」(私はちょっとこういうの苦手だな…)


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:22:36.44 ID:7OD7nol10
どうやら澪ちゃんは家にあったモトリー・クルーのアルバムに影響されたらしかった。

それからというもの、澪ちゃんはどんどん激しい歌詞を書くようになった。

その歌詞に感化されて、紬ちゃんもハードな曲を付けるようになり、りっちゃんもあずにゃんもそっちの方向にめきめき上達。

曲のクオリティはどんどん高まり、HTTは完全なるハードロックバンドへと変貌を遂げたのだった。


梓「あぁ!食った食ったです!」ゲプッ!

唯「あ…あずにゃん、ゲップなんてはしたないよ…」

梓「うっさいんですよ」

私は、ハードロックが嫌いだ。
皆を変えてしまったから。
私の大事な仲間を。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:28:07.25 ID:7OD7nol10
>>そう

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:30:04.24 ID:7OD7nol10
律「食後の一服、一服」スパー

律「おい!酒持ってこいや!酒!」

律「早くしろや!ぶっ殺すぞコラ!」

唯「…」


中でもりっちゃんは本当に酷い。

いつでもお酒とタバコの臭いが凄いし、

両方ともとっくに中毒状態になっているのに、

「あたしに指図すんなよ」なんて言って。

止める気なんてさらさらない。


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:38:42.00 ID:7OD7nol10
やんきーすたじあむ!


澪「よぉてめぇら」

澪「相変わらずブッサイクな面しやがって!吐き気がするぜ!」


澪ちゃんのMCはいつもこんなだ。


澪「んじゃ一曲目行くか」スパー

澪「耳糞かっぽじって聞けや!「"Welcome to the ファンケル"!」


曲名を聞くなり観客が盛り上がる。

曲頭のあずにゃんの鋭いソロが轟く。

デビュー当初こそ酷評も散々だったが

私だってプロだ。練習を積み重ね、今では世界を代表するギタリストの一人になった。


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:43:41.34 ID:7OD7nol10
澪「ヒャッハー!ここらでイカレてて最高のメンバーを紹介するぜ!」

澪「ギター担当…唯!」

唯「……」ギューン…ガガガガギュイーン

客「唯様最高!」

客2「あっ…あうあぁぁ!!」

客3「ちょっ…潮吹くなよ!」

紬「まあっ…まあまあまあっ…」


…違う…

…私がやりたいのは…

こんなことじゃ無いのに…

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:47:43.26 ID:7OD7nol10
ほてる!


律「いや~今夜もクレイジーな夜だったぜ」

梓「潮吹きが伝染してスタジアム中水浸しでしたね」

澪「紬の公開オナニーもサイコーだったぜ」

紬「私一人で百人分の潮を吹いたからな」

律「おい酒が足りねぇ!」

ウェイター「は、はい只今…」

唯「…」

梓「…」チラッ

梓「唯先輩…どうかしたんですか?いつになくブルージーですね?」

唯「みんな…」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:50:55.07 ID:7OD7nol10
唯「私…HTTを脱退したい!」

澪律梓紬「!!!」

唯「みんな…みんな変わっちゃったよね…」

唯「おかしいよ!ステーキの焼き具合が気に入らなくて皿を投げ付けたり…」

唯「ライブ中にオナニーしたりコウモリ食いちぎったり生肉投げたり」

唯「りっちゃんはお酒とタバコ止めないし」

律「………」

唯「澪ちゃんは悪口しか言わないし」

澪「fuck!」

唯「紬ちゃんはどこでもオナるし…」

紬「まぁっ!…っ!」ビクンビクン!

唯「あずにゃんなんて薬物やってるよね?」

梓「ばれてましたか…」

唯「悪いけど私、もうこんなバンドには居られないよ…」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 19:56:37.97 ID:7OD7nol10
バキッ!!

唯「っ…!」

澪「つまんねぇファッキンメス豚だな」

唯「でもっ…」

梓「辞めたきゃ辞めろよ」

律「まぁでもただじゃ止めさせねえけどな」ドガッ!

唯「!!」バタン!

紬「調子付きやがって!オラッ!」バキッ!

紬「オラッ!オラッ!」バキッ!ゴスッ!

澪「金属バット持ってきたぜ~」

唯「ガクガクブルブル」

澪「心配すんなよ。流石にこれで殴ったりはしねぇよ」

澪「そのかわり…」

澪「脱退するんだろ?じゃこのギターはもういらねえよな…?」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:01:08.57 ID:7OD7nol10
唯「…!止めてっ!」

紬「うるせぇよ(笑)」ガスッ!

唯「っ…!…お願い…それだけは」

澪「ヒャッハー!Fuckin'MonkyBabys」

バギィィィン…!

その一瞬が永遠のように感じられた――

唯「…あぁ……あっ……」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:09:16.55 ID:7OD7nol10

私の大切なギー太。

お金は全て紬ちゃんに返した。

今までずっと私の側にいてくれた。

でも。

私とギー太の大切な時間を。

そしてなによりHTTのメンバーとしての友情を。澪ちゃんはバットで打ち砕いた。




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:10:39.35 ID:7OD7nol10
澪「Oh!サイコーだぜぇ!」ブンブン!

律「ヒャッハー!」バキッ!ドガスッ!

梓「澪先輩クールです!」パリィィン…

紬「キマシタワー」ゲシゲシ


…ようやく気付いた。
金属バットを振り回している黒髪も、私を殴っているカチューシャも、グラスを投げているツインテールも、ギー太の残骸をけっている沢庵も…

唯「もうずっと前から…友達なんかじゃ無かったんだ…」


――私は、意識を手放した。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:12:59.26 ID:7OD7nol10
気がついたのはそれから20分程後の事だった。
皆は既に居なくて、ホテルの人が後片付けをしている。

唯「……」

あれ?何か違和感?

唯「あの…」

従業員「何だよ」

やっぱり。

唯「皆はどこに行っちゃったのですk」

従業員「知るかよ」

―――そうか。
私はもうHTTじゃないんだ。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:17:13.54 ID:7OD7nol10
ロックスターじゃ無くなった私に、世間は凄まじく冷たく感じられた。
大体、あれだけ好き放題暴れてたら、裏で嫌われるのも仕方ないよね。

従業員「チッ」

憂「お姉ちゃん!!」バタン!

唯「あっ…憂……」

憂「うっ…うぅ…お姉ちゃ…」ダキッ

唯「…うぅ…ヒッグ…」


私にとって、最高の仲間だった。
一緒にお話して、遊んで、お茶して、音楽をやる。ただそれだけの、最高の友達。

―それなのに、私に残ったのは、友達だった彼女達への怒りだった。


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:20:57.57 ID:7OD7nol10
唯「…ねぇ憂…」

唯「…私、皆を許さない…」

憂「…!!」

唯「私と…バンド組んでくれない?」

こうして私達はメンバー集めを始めた。

唯「ギターと、ドラムにベース…」


憂がキーボードだ。


憂「三人捜すんだね?」

唯「うん。とびっきり超絶技巧のロックスターにしよう。皆に負けないくらい」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:26:02.79 ID:7OD7nol10
いっかげつご!

私は、ギー太の代わりにギブソンのフライングVを買って、ギー助と名付けた。

HTTは、私の後釜に超有名なギタリストを据えた。リッチー…えと…ブラックなんちゃら…

憂「お姉ちゃん、ギター見つかったよ!」

唯「本当!?名前は?腕前は?」

憂「えっとね…h…」
ガッシャーン!!!!

勢いよくドアが開くと、一人の少年が入って来た

唯「……えっ…」


…………

?「ちゃーう」

唯「」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:32:09.42 ID:7OD7nol10
憂「紹介するね。えと…苗字は忘れたけど…イクラ君だよ」

イクラ「ほふぉ~う」

唯「…あの…子供…?」

イクラ「ちげぇよ。乳揉みちぎるぞ」

唯「!?」ガビーン

憂「まぁ個性は強いけど実力は確かだから…ね?」

唯「よ…よろしくね…?」

イクラ「ちゃーう!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:38:09.83 ID:7OD7nol10
オランダ オレンジアリーナ


澪「てめぇらぁ~!!」

客1「わぁ~~澪様~!俺を殴ってくれ~」
客2「きゃぁぁ~~~紬様~~!今日はどんな体液を(略)」

澪「よく来たな…ようこそ地獄へ!!」

澪「んじゃ一曲m…」

澪「」

律「…どうした?」

澪「…おいそこのファッキン男…」

客「ひいっ…」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:45:15.31 ID:7OD7nol10
澪「なんで唯のシャツなんて着てんだよ!脱げ!今すぐ!」

紬「まぁまぁまぁまぁ」プシャー!

梓「本当どんだけ潮吹くんですか…」ハァー


にゅーよーく!


憂「お姉ちゃん、ドラム見つかったよ!」

唯「おぉっ!どなたですかな?」

タラ「わたしだ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:52:02.54 ID:7OD7nol10

唯「き…君は…」

憂「紹介するね、磯野タラヲ君だよ」

唯「よろしくね!」

イクラ「まふぅぅぅ!」

タラ「やってやるですぅ~」

憂「あれ?デジャウ゛…」


イタリア ローマ・オリンピコ


澪「貴様らぁぁぁ!」

梓「澪先輩ってワンパターンですよね」

律「オラオラオラ!」ドラーム

客「出た!律様の膣圧ドラミングだ!」

紬「あらあらあらあらあらあら」プシャー


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 20:56:26.56 ID:7OD7nol10
にゅーよーく!


憂「お姉ちゃん!新し(ry」

唯「本当!な(ry」

ジョ「あ、ここでいいんすかねぇ~?」

唯「!!!」


本当に驚いた。


唯「憂…私…この人知ってる…」

憂「ふふっ…驚いたでしょ?だって彼は…」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:03:21.10 ID:7OD7nol10
ジョ「ジョン・レノンっすぅ~チョリッスぅ~」ジョ-ン

タラ「良く言えば現代風と言った所だろうか」

イクラ「メボンヌルス」

唯(以外とチャラいな~)「よ~し!」

唯「やっとバンド結成だね!……」

唯「がんばろ―!!」

憂・タラ「おー!」

ジョ「チョ――!」

イクラ「メンプル」

憂(メンプルて…)


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:09:19.36 ID:7OD7nol10
いっしゅうかんご!


ジャジャーン…

憂「ふう…何とか間に合ったかな…」

タラ「指がジンジンするのだ…」


今日はレコーディング。なるべく早くデビューしたかった事もあって、何と結成から一週間。

憂「じゃあまず…ドラムからだね!」

イクラ「はっふぉーい」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:18:25.89 ID:7OD7nol10
~♪ドラーム

唯(ちょっと変わってるけど…やっぱり上手いな~…)

唯(あ…もう終るな…クライマックスだ…)

~♪ダンダンバカスカドラーム………ダン!
イクラ「みんなおっぱいもげろ!」

唯「!!!(´Д`)ガビーン」

唯「なぁ~にをしとるかぁ~!!!」

イクラ「セフィロスイパーイ」

唯「じゃねぇだろぉぉぉ!!」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:27:17.36 ID:7OD7nol10




憂「まあまあお姉ちゃん」

憂「それはそれでいいんじゃない?」

タラ「わたし達はハードロックバンドであるのだからな」

唯「えぇ~……まぁいいや…次はベースだね」

ジョ「はいはいチョリチョリ」


~♪

唯(何でジョン・レノンがベースやってんだろ…)

~♪ベンベンボボン

唯(でも上手いんだよな~…)

~♪ボボボボ…

ジョ「……1+1はぁ~…」
ジョ「チョリ~~~ッス!」ブイッ

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:33:11.67 ID:7OD7nol10
唯「」チラッ

憂「……」コクッ


ミュンヘン・オリンピアシュタリオン

澪「全員殺ぉぉぉぉす!!」

紬「あらあらあらあら!」プシャーシャンシャン

客「出た!紬様の水圧キーボード!」

ヌチャー……

梓「…ゴキブリホイホイに引っ掛かってしまった」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:41:22.87 ID:7OD7nol10
いっしゅうかんご!


憂「デモテープが出来ました!」

……ジャジャチョリースジャジャジャジャオッパイモゲロ!

唯(どうしてこうなった)

憂「これで売り出すよ!あとは待つのみ!」

タラ「松の実を待つのみ…といったところか」





85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:49:37.57 ID:7OD7nol10
唯憂イクラ「」

ジョ「SATYでバラ肉大売り出しっすわ~」ペラペラ


いっかげつご!


唯「……」

唯「何で…ミリオン…?」

憂「ふふっ…放課後追試天国の底力だねっ」

放課後追試天国とは、私達のバンド名だ。略してHTT。


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 21:55:24.55 ID:7OD7nol10
憂ジョンタラ「わーわー」ヤンヤヤンヤ

イクラ「あまふぇい(ライブな。一週間後にさいたまスーパーアリーナだ)」

唯(なんか伝わってきた!)ガーン!

憂「わーい!高いシャンパン!」

タラ「ヴィンテージワイン…といったところか」

ジョ「歩伏前進チョリース」ズルズル

唯(あのジョン・レノンが歩伏前進を!)ガビーン


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:02:02.55 ID:7OD7nol10
いっかげつご!


さいたまスーパーアリーナ


唯「HTTのライブへ…」
唯「HTTのショーへ…」
唯「HTTの世界へ…」

唯「ようこs」

イクラ「おっぱい!もげろぉぉぉ!」

客「わあぁぁぁぁ!」

客「イクラ様ぁぁぁ!」

ジョ「燃えるっスわ!チョリー―ス!」

客「死んだんじゃなかったのかぁぁぁ!」

タラ「君達のハートに…タイタニックダイブ…ってか?」

客「」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:05:54.61 ID:7OD7nol10
唯「いや…意味わかんない」

唯「一曲目!爆乳サティスファイ!」

客「ワァ―――!」


律「…」


がくや!


憂「大成功だったね!やったね!」

唯「うん!楽しかったよ!やっぱりこうでなくちゃね!」

イクラ「カマイタチイタイイタイ」ザクッザクッ

タラ「私の父親もきっと見てくれたってか?」

ジョ「タラさんそうだったんスか~」


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:09:12.95 ID:7OD7nol10
ガチャン!バ――ン!


全員「!?」ビクッ!

澪「よう」

唯「」

憂「…何しに来たんですか…いえ…」

憂「何しに来やがった!」クワッ

律「な~んでもねぇよぉ~」

律「ちょっとライブを拝んでやろうと思ってなぁ」クスクス

憂「っ!…てめぇぇぇ!」
ガシッ!

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:13:22.46 ID:7OD7nol10
唯「待って憂…」

憂「お姉ちゃん!…でもっ!」

唯「いいから…」ズイッ

律「…久しぶりじゃねぇか唯…少し痩せたか?」クスッ

唯「…」

律「チッ…シカトかよ」ヘラッ

バチィィィン!!

律「っ……」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:19:08.97 ID:7OD7nol10
唯「私ね…」

唯「すごくショックだったんだよ。」

律「だろうな」

唯「皆のこと…大好きだったのに…それなn」

ガチャッ

ジョ「さっき剃ったのに~♪」

ジョ「アオヒゲチョリチョリ~♪」ジョリジョリ

唯律「」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:23:58.28 ID:7OD7nol10
憂「とことん空気読めねえのな」

律「…まあいい」

律「聞けばこのバンド、あたし達に仕返しする為に組んだらしいじゃねぇか…」

唯「…」


律「ケンカ、しようぜ」


律「一週間後…武道館で対バンだ…」

律「どうだ…?」

唯「…答えなんて聞かなくても分かるでしょ…?」

律「…ハッ!楽しみにしてるぜ?」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:32:42.97 ID:7OD7nol10
それから一週間、私達は死に物狂いで練習した。指の皮がなんども破れた。
他の皆も必死に頑張ってくれた。
ドラムスティックを何本も折って。
白い鍵盤を赤く滲ませて。
ベースの太い絃を切って。


ぶどうかん!


憂「いよいよだね…」

唯「うん…」


学生時代、皆と夢見た武道館。

HTTとして暴れ回った武道館。

そしていま、そのみんなに、復讐するんだ。

私たちの方が上だって分からせてやる。

さあ…いくz

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:36:58.80 ID:7OD7nol10
ジョ「俺の母校wikiってたらぁ~、著名な卒業生のとこにAV女優がいたんすよ~」

…(´Д`)

タラ「準備万端と言ったところか?」

イクラ「フルーチェ(燃えるぜ)」

憂「よし…よし…」


ほうかごてぃーたいむさいど!


紬「お茶にでもしようぜ」

澪「待ってたぜ!」

律「おっ、今日はシュークr」

梓「アースジェット焚いたのだれだぁ!」ブクブク


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:42:30.14 ID:7OD7nol10

ほんばん!


唯「HTTの世界へようこそ!」
澪「HTT死の淵へようこそ!」

客「2大HTTの共演だ!」ワァ―――――

澪(先手必勝だ)「いくぜ…sweet dead music!」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:48:20.54 ID:7OD7nol10
―――――――――――
      Sweet Dead Music
          作詞作曲 秋山 澪
(Aメロ)
時は怠惰に流れ 誰も彼も流されてゆく
甘美な日常 堪能している間に
背後に忍び寄る異形の爪
(Bメロ)
部屋の明かりは消え 暗き漆黒の世界
己の名前も分かるまい
(サビ)
かくも弱き生物よ 人間
黒き瞳より 逃れることは出来ぬ
己の運命を 気の済むまで呪うがいい
笑みに力はなく 拳の感覚はない
Sweet…Dead…Music…

――――――――――――――

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 22:54:16.29 ID:7OD7nol10
客「ワァ―――――!」モリアガリッ


この曲は…彼女達の代表曲だ。
ダブルミリオン…信じられない記録を残している。

唯「負けちゃらんない!こっちも行こう!安い(と書いてチープな)魂と共に」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:00:29.65 ID:7OD7nol10
――――――――――――――
      安い魂と共に
          作詞作曲 平沢 唯
(A)
「もうここに用はない」
なんて言って出ていった
羨望の人影に 明日を見た

ホントは僕だって
華やかになりたいんだ
なのに明日も明後日も
相変わらず空はGRAY
(B)
いかに永く 待ち望んだとして
ホントに価値があるものは
そこらへんに転がっちゃいないのだ
(サビ)
Open the door 空に手が届く
指に感じるのはどんな感触?
待ってくれ すぐに行くから
己と共に 飛び込んでゆく
埋もれるまで cheepなsoul!

――――――――――――

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:06:21.98 ID:7OD7nol10
客「こっちもすげぇ!!」

澪「やるなあいつら…」

律「こうなったらテクで勝負だ!」

律「膣圧ドラミング!」ドラーム

ジョ「なんのっスわ―。」

ジョ「秘技・光速ドラミング!」

ズダダダダダダダダダダダダダダダダ

律「なにぃっ…んっ」ドラーム

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:11:50.97 ID:7OD7nol10
客「128分音符だと…」

客「考えてみると膣圧ドラミングってエロいだけでたいしたことないような…」

客「なんか音変だしな」

紬「まずいっ…水圧キーボード!」プシャーシャンシャン

憂「死ねっ。お姉ちゃん大好キーボード!」ダイスキ-ダイスキーダイスキーダイスキー

客「…な…なにぃ~!」ワァ―――!

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:16:57.38 ID:7OD7nol10
紬「キーボードに触れていないだ…と」

梓「かくなる上は…触角ギター!」ギャウン

イクラ「ジャトウカワジリ(時刻表ギター!)」シュッパツシンコーウ

客「時刻表でギターを弾いているぞ!」

客「あれは別に凄くないな」

客「そうだな」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:21:56.50 ID:7OD7nol10
澪「おらおらぁ!てめぇら全員地獄に連れてってやるよ!」

澪「唯!こっちのステージに上がって来いよ!」

唯「上等だよ!今ここで!ケリをつける!」

客「ワァ――――!」

澪「フン…久しぶりだな…」

唯「…そうだね…」

澪「さて…そろそろ勝負を決めようぜ…」

澪「なぁ…てめぇらぁぁぁ!」

客「わぁぁぁぁぁ!」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:27:34.72 ID:7OD7nol10
澪「…お前がけいおん部に入部してきたのが始まりだったっけな…」

唯「そうだね」

澪「私の考えている事が分かるか?」

唯「…うん」

澪「…じゃあ始めようか…ふわふわ時間!」


手拍子に合わせて演奏が始まる。

相変わらず走り気味だけどパワフルなりっちゃんのドラム。

そんなリズムに合わせて、澪ちゃんのベース。

空気を切り裂くように鋭いあずにゃんのギター。

変幻自在の紬ちゃんのキーボード。

そして…私と、ずっと大事にしてきたギー 太の…代わりに、ギー助の音色。


118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:30:25.31 ID:7OD7nol10
私は少なからず驚いた…こんなに憎み合って、罵りあっても…この曲は昔となにも変わらないのだ。

ただ一つ違うのは、メインヴォーカルが二人って事…

唯「いつも頑張る~」

澪「キミの横顔~」

ジョ「キミの鎖骨~」

憂「黙れ」

客「何だこれ…恥ずかしい…」ザワザワ



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:32:14.76 ID:7OD7nol10
それは、私が秋山をだいっきらいだっていうこと。

この…隣で歌っている身の毛もよだつようなクソブs…

あれ…おかしいな…

何で…何で…

私を殴ったのに…

澪ちゃんもりっちゃんも紬ちゃんもあずにゃんも…

唯(みんな…昔のまんまだ…)

唯(嫌いになんて…なれないよ…)


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:37:00.20 ID:7OD7nol10
澪ちゃんと目が合った。

澪「ドリームタイム下さい~」(……)

唯「お気に入りの~」(分かんない…分かんないけど)

唯「ふわふわタ~イム」(今までで1番楽しい…音楽だ)

ジャジャ…ジャジャ…ジャーン!

客「」

唯「…」

澪「……唯…」

唯「……ありがとう…」


124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:40:30.30 ID:7OD7nol10
唯「私…今までで1番楽しかった…」

澪「……」

澪「それは私達もだ…」

澪「思い出したよ…そして目が醒めた」

梓律紬「……」

澪「唯のこと…殴ってごめん……」

澪「唯のこと…罵ってごめん……」

澪「自分の気持ちがやっと分かったよ」

ジョ「トルコアイスうめえ~」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:43:34.89 ID:7OD7nol10
澪「皆…みん…な……唯が……唯が…」

律「大好きだよ!!」

あぁ…やっぱりバンドはいいな…最高だよ。

この時間がずっと続けばいいのに…




ジリリリ…

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/24(土) 23:45:34.69 ID:7OD7nol10
律「あれ、何で今目覚ましが鳴ってるんだ?」

ジリリリ…

律「おっかしーな…故障かなー?」コンコン

澪「ん?どうかしたのか律?」

律「なんか目覚ましが鳴って止まらないんだよ」コンコン

梓「まぁ、高校時代からずっと使ってましたからね…」

紬「みんな~!お茶にしましょ!」

律「うはっ!待ってました!」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/24(土) 23:50:31.76 ID:7OD7nol10
澪「…唯?……お~いゆ~い~?」ブンブン

唯「はっ!ご、ごめんね~」

澪「何見てるんだ?アルバム?」

澪「懐かしいな。5年前に武道館で対バンしたときのか…」

澪「まぁいいや、早く来いよ!」

唯「…うん!」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/24(土) 23:51:49.19 ID:7OD7nol10
ねえ、あのころの私。

私は今、とっても幸せです。

ケンカもするし、嫌いにもなるけど、最後にはもっと、

前よりもっと皆が好きになれるから、心配しないでいいよ。



私は、アルバムをゆっくり閉じた。



明日は、武道館ライブだ。           


                      <完>
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[ 2012/07/09 09:43 ] SS けいおん | TB(0) | CM(0)

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